「ひととおりの京都」が満喫できる!
南禅寺・岡崎エリアの観光ガイド15選

南禅寺・岡崎エリア紹介
TOURIST Guide編集部
渋谷朋子

南禅寺・岡崎エリア紹介

なんぜんじ・おかざき
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京都を代表する観光エリアのひとつ「南禅寺・岡崎エリア」は平安神宮や南禅寺 (なんぜんじ)などの有名な寺社仏閣があるだけでなく、桜の名所として有名な蹴上(けあげ)インクライン、名庭園で名高い無鄰菴(むりんあん)など、四季を通じてひととおりの京都の魅力を楽しめるエリアとして人気を集めています。
中でも特におすすめしたいのは秋の紅葉シーズンで、永観堂(えいかんどう)や南禅寺、真如堂(しんにょどう)など京都の代表的な紅葉名所がひしめいています。
さらにそれだけではなく、このエリアには美術館も密集しておりアートファンにもおすすめ。また近年では京都市動物園のリニューアルや平安神宮にオープンした新商業施設「京都時代祭館 十二十二(トニトニ)」などで、ますます注目度がアップしているエリアなのです。


南禅寺

A 南禅寺

南禅院

B 南禅院

平安神宮

C 平安神宮

永観堂(禅林寺)

D 永観堂(禅林寺)

岡崎神社

E 岡崎神社

金戒光明寺

F 金戒光明寺

真如堂(真正極楽寺)

G 真如堂(真正極楽寺)

法然院

H 法然院

無鄰菴

I 無鄰菴

京都市動物園

J 京都市動物園

哲学の道

K 哲学の道

蹴上インクライン

L 蹴上インクライン

金地院

M 金地院

天授庵

N 天授庵

京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)

O 京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)

スポット紹介

南禅寺

なんぜんじ

南禅寺
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臨済宗南禅寺派の大本山・南禅寺(なんぜんじ)は京都でも格式の高い禅寺「京都五山」の中でも別格の扱いを受ける京都屈指の禅寺です。
京都はもちろん日本全国の禅寺においても最も格式が高い禅寺とされており、多くの観光客が訪れる人気スポットです。
そんな南禅寺のシンボルのひとつは日本三大門のひとつに数えられる三門です。
歌舞伎の演目『楼門五三桐(さんもん ごさんの きり)』の舞台で知られ、石川五右衛門(いしかわ ごえもん)の「絶景かな、絶景かな」の台詞はあまりにも有名です。
高さが22メートルもある巨大な門は、登ることができますのでぜひ楼上からの絶景を味わってみてください。そしてもうひとつ南禅寺のシンボル的な存在は三門をくぐって右斜め前方にある「水路閣(すいろかく)」です。
サスペンスドラマなどで度々登場する水路閣は、赤レンガが印象的なアーチ橋で禅寺の境内にあるとは思えないほどヨーロピアンなデザイン。
他にも狩野派(かのうは)による襖絵(ふすまえ)が見事な国宝の方丈、そして小堀遠州(こぼり えんしゅう)作といわれる枯山水の方丈庭園など見所がたくさん。
また、境内には多くの有名な塔頭寺院(たっちゅうじいん)がありますので時間があれば足を運んでみましょう。

南禅院

なんぜんいん

南禅院
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南禅寺境内、水路閣のアーチをくぐった石段の先に位置する「南禅院」はもともとは亀山法皇の離宮跡(りきゅうあと)であり南禅寺発祥の地とされています。
観光客でごったがえすようなことは少ない静かな寺院ですが、天龍寺・苔寺(西芳寺)と並ぶ「京都三名勝史跡庭園」のひとつとされる素晴らしい庭園は必見です。
開山当時の姿を色濃く残しているといわれる庭園は、多くの名庭園を手掛けた夢窓疎石(むそうそせき)の作とも、亀山法皇の作ともいわれています。
庭園は四季を通じて美しく、とくに苔の名所としても知られています。
築庭当時には龍田の楓(たつたのかえで)、難波の葦(なにわのあし)、吉野の桜が移植され、さらに井出の蛙(いでのかわず)など万葉時代から歌に詠まれ続けてきた名物をズラリと揃えた、それはそれは風流な庭園だったようです。

平安神宮

へいあんじんぐう

平安神宮
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連日多くの観光客が訪れる「平安神宮」は全国的にも有名ですが、創建から120年ほどの歴史の浅い神社だということはあまり知られていません。
明治維新によって遷都(せんと)され、衰退の一途を辿ると言われていた京都。そんな中、市民ぐるみで京都に元気を取り戻すべく、平安遷都1100年を記念して明治28年に創建されたのが平安神宮。そして同じ年から始められたのが京都三大祭のひとつ、10月22日に行われる「時代祭」なのです。
平安神宮のご祭神(さいじん)は千年の都であった京都を手掛けた第50代桓武天皇(かんむてんのう)で、その境内に足を踏み入れたらまるで平安時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。
それもそのはず、平安神宮の社殿は平安京の一部を再現しているのです。社殿だけでなく、その周囲を囲む広大な庭園「神苑」にもぜひ足を運びましょう。
近代日本庭園の第一人者である七代目小川治兵衛(おがわ じへえ)による神苑は、趣の異なる東西南北四つのエリアに分かれ、四季折々の美しい花を楽しむことができます。

永観堂(禅林寺)

えいかんどう(ぜんりんじ)

永観堂(禅林寺)
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永観堂(えいかんどう)は正式名称を禅林寺(ぜんりんじ)という浄土宗西山禅林寺派の総本山。
なんといっても「もみじの永観堂」の異名をもつ京都屈指の紅葉名所として有名で、境内には約3000本というもみじが植えられており、晩秋の光景は圧巻のひとことです。
また紅葉の時期には例年ライトアップ拝観も開催されており、夜も思わず見とれてしまうような見事な光景が広がります。
そんな永観堂の歴史は平安時代、空海の弟子である真紹が真言宗の道場を開いたことにより始まります。
その約200年後、第7世永観が入山すると念仏道場へ姿を変えていきます。
元々は奈良東大寺の別当を務めていたという永観が、東大寺の宝蔵に秘蔵されていたものを持ち込んだとされているのが本尊の通称「みかえり阿弥陀(あみだ)」です。
ある時永観が阿弥陀像の周りを念仏しつつ行道していたところ、安置してあったはずの阿弥陀像が永観を先導して行道しているではありませんか!
驚いた永観が茫然としていると阿弥陀は左肩越しに振り返って「永観、おそし」と声をかけたといわれています。
そんな阿弥陀さまは今も歩みの遅い者を振り返って見守っている慈悲深い存在なのです。

岡崎神社

おかざきじんじゃ

岡崎神社
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岡﨑神社は平安京を守護するために桓武天皇が都の四方に建立した社のひとつとされており、都の東にあることから東天王ともいわれる神社です。
ご祭神が沢山の子をもうけられたところから子宝、安産の神様として霊験(れいけん)あらたかとされています。また創建当時、このあたりが野うさぎの生息地であり、多産なうさぎは神の使いとして伝えられてきました。
今も境内は狛うさぎや子授けうさぎの像、さらにはうさぎみくじなどの授与品にいたるまでうさぎで溢れるフォトジェニックなパワースポットとして女性に人気の神社なのです。

金戒光明寺

こんかいこうみょうじ

金戒光明寺
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地元では「くろ谷(くろだに)さん」の愛称で知られる金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)は、浄土宗の開祖である法然上人(ほうねんしょうにん)が初めて草庵(そうあん)を結んだ地とされ、浄土宗最初の寺と言われています。約4万坪という広大な寺領には18もの塔頭が並び、幕末には京都守護職・会津藩(あいづはん)の本陣がおかれたことも有名です。
その理由としては金戒光明寺が小高い丘の上にあり、自然の要塞であるということ。さらに大軍の侵入を防ぐべく南側には小さな門しかないなど、まるで城のように造られていたという点にあります。
そんな金戒光明寺は新選組発祥の地としても知られ、年中ファンが絶えないスポットでもあります。例年秋になると特別公開が行われ、普段は非公開の「紫雲の庭(しうんのにわ)」で紅葉を堪能することができます。
また近年ではアフロ仏像との異名をもつ「五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)」もSNSを通じて話題です。
世の中を救うべく気の遠くなるほどの時間をかけて修行を重ね、いつしか髪の毛が伸び放題になってしまったというありがたい仏様も参拝しましょう。

真如堂(真正極楽寺)

しんにょどう(しんしょうごくらくじ)

真如堂(真正極楽寺)
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南禅寺・岡崎エリアでも近年人気急上昇の紅葉名所といえば真如堂。正式名称は真正極楽寺という名前で読んで字のごとく「ここが正真正銘の極楽の寺」という意味で、真如堂というのはもともと本堂の呼び名だったそうです。そんな極楽の世界へは赤門と呼ばれる朱塗りの総門をくぐって足を踏み入れます。境内に入るとすぐ右手に見えてくるのは印象的な三重塔。過去にはCMやポスターを飾ったこともあり、三重塔を含めた風景はぜひともシャッターを押しておきたい見どころのひとつです。また真如堂には素晴らしい庭園が二つあります。ひとつは東山を借景とした「涅槃の庭(ねはんのにわ)」で、お釈迦様が入滅した際の様子を見事に石組みによって再現しています。またもうひとつは昭和の名作庭家、重森三玲氏の孫にあたる重森千青氏による「隋縁の庭」です。「絶対不変である真理が、縁によって様々な姿を見せる」という仏教用語の「隨縁真如(ずいえんしんにょ)」から名付けられた隨縁の庭は2010年に完成したまだ新しい庭園です。このモダンな庭園のモチーフは「四ツ目結」という三井家の家紋で、真如堂は日本三大財閥のひとつ、三井グループの創業家である三井家の菩提寺としても知られているのです。

法然院

ほうねんいん

法然院
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「法然院(ほうねんいん)」はその名の通り、法然上人が弟子たちと修行に励んだ草庵がその起こりとされている寺院。
紅葉や椿の名所として名高いものの、このエリアではどちらかというと穴場的な存在といえるでしょう。境内は無料で拝観が可能ですが、伽藍(がらん)に関しては毎年春と秋の特別公開の時期以外は入ることができません。
小さな境内ですが見どころは多く、まずはおにぎりのように特徴的な形の茅葺(かやぶき)屋根の山門が人気のフォトスポット。
そして山門をくぐれば白砂壇(びゃくさだん)と呼ばれる白い盛砂が目に入ってきます。そこに描かれているものは季節によってさまざまで、こちらも京都の寺院の庭園らしい風情を醸し出しています。
また、庭園にはなかなか素晴らしい苔が一面を覆い尽くしていますので足元にも目を配ってみましょう。
比較的人通りの多い哲学の道から少しそれた位置にある法然院は、都会の喧騒から外れて静寂を楽しむにはもってこいの寺院です。

無鄰菴

むりんあん

無鄰菴
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南禅寺・岡崎エリアは著名人の別荘が立ち並ぶエリアでもあります。幕末から活躍し、新政府では総理大臣などを歴任した明治の元老のひとり、山縣有朋(やまがた ありとも)もこの地に別荘を造営しました。それが無鄰菴(むりんあん)で、現在は国の名勝にも指定されている明治時代を代表する日本庭園が一般に公開されているのです。東山連峰を借景とした庭園は、山縣有朋の新しい庭園観を、当時駆け出しだった「植治(うえじ)」の屋号で知られる、のちの名作庭家・七代目小川治兵衛(おがわ じへえ)が実現したもの。無鄰菴の庭園は琵琶湖疏水(びわこ そすい)からの水を引き込んだことも特徴的で、水の流れる音を出すためにわざわざ瀬落ちを作るなど見えない部分にも試行錯誤があり、山縣有朋本人もその設計に携わったというこだわりの庭園なのです。数寄屋造り(すきやづくり)の母屋から雄大な庭園を眺めれば、明治時代にタイムスリップするような感覚を味わえるのではないでしょうか。ゆっくり過ごせる庭園カフェもありますので、静かに庭園を眺めてみたいという方にはもってこいです。

京都市動物園

きょうとしどうぶつえん

京都市動物園
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京都といえばどうしても寺社仏閣に目が行きがちで、動物園と聞いてもなかなかピンとこない人も多いかもしれません。
しかし京都市動物園は東京の上野動物園に次ぐ日本で二番目に開園した歴史ある動物園。
その京都市動物園が2015年秋にリニューアルオープンし、より魅力的な動物園へと姿を変えたのです。
「近くて楽しい動物園」をコンセプトにリニューアルされただけあり、とにかく動物との距離が近くて迫力満点です。
面積的には全国的にみてもかなり小さな動物園ですので、丸一日を費やすようなことはありません。
ちょっと立ち寄ってみるにはもっていこいのスポットです。
また動物とのふれあいだけでなく、入園券がなくても利用できるオシャレな図書館カフェも併設していますので要チェックです。
京都市動物園は南禅寺や平安神宮に隣接していてアクセスは抜群です。

哲学の道

てつがくのみち

哲学の道
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『人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり』『人が環境をつくり、環境が人をつくる』などの名言を残した、日本を代表する哲学者のひとり西田幾多郎(にしだ きたろう)。
彼が物思いにふけながら歩いたということから名付けられたのが「哲学の道」です。南は永観堂の北にある熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)付近から、北は銀閣寺付近にいたるまでの琵琶湖疏水(びわこ そすい)沿いにある散策路はその距離約1.5キロメートル。
端から端まで歩いても約30分ほどで、物思いにふけながら歩くにはピッタリの散歩道です。
哲学の道沿いには約500本の桜が植えられており、春になると多くの観光客が訪れる人気スポットと化します。
また春だけではなく新緑や紅葉も美しく、また初夏には蛍が飛び交い四季を通じて自然を楽しめます。
哲学の道沿いには永観堂、法然院、銀閣寺などの人気の観光スポットが並んでいますので、上手くルートに組み込みつつ散策してみてください。

蹴上インクライン

けあげいんくらいん

蹴上インクライン
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南禅寺・岡崎エリアでも桜の名所として人気が高いスポットが「蹴上(けあげ)インクライン」です。
インクラインとは標高差のある二つの水路をつなぐための傾斜鉄道で、蹴上インクラインは琵琶湖疏水(びわこ そすい)の水運ルートの一部として昭和20年代まで約60年間利用され、現在は国の史跡としてその姿を残しています。
一見すると鉄道の線路にしか見えないようなインクラインの上を歩けば、まるで映画「スタンドバイミー」のような雰囲気も味わえます。
そんなインクライン沿いにはソメイヨシノの並木が続き、桜の季節となると実にフォトジェニックで見事な光景となります。
またインクラインに隣接する琵琶湖疎水記念館も入場無料ですので、立ち寄ってみましょう。

金地院

こんちいん

金地院
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南禅寺の塔頭寺院(たっちゅうじいん)のひとつ「金地院(こんちいん)」は室町幕府の四代将軍、足利義持(あしかが よしもち)によって北山に開かれた寺院で、それを「黒衣の宰相」と呼ばれる以心崇伝(いしんすうでん)が現在の位置に移転させました。
そんな金地院の見どころは狩野派(かのうは)や長谷川等伯(はせがわとうはく)による襖絵(ふすまえ)、そして国の特別名勝に指定されている庭園です。
特に禅寺らしからぬ豪快さを見せる「鶴亀の庭」と名付けられた枯山水庭園は見事で、徳川家の繁栄を願った格式の高い庭園です。
ちなみにこの庭園は小堀遠州(こぼりえんしゅう)による設計図が残されており、小堀遠州が手掛けたという確実な証拠が残る貴重な存在とされています。
またせっかくならば特別拝観のエリアにも足を運んでみてはどうでしょうか。
小堀遠州好みの重要文化財の茶室「八窓席(はっそうせき)」、そして長谷川等伯の襖絵「猿猴捉月図(えんそくこうげつず)」は特別拝観で見ることができます。
基本的には事前申し込みとなりますが当日受付も可能な場合がありますので確認してみましょう。

天授庵

てんじゅあん

天授庵
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南禅寺塔頭のひとつ「天授庵」は室町時代の1339年に建立され、応仁の乱で興廃(こうはい)したのち、細川家の菩提寺として細川 幽斎(ほそかわ ゆうさい)によって再興されました。
見どころとしては枯山水式庭園「淵黙庭」と池泉回遊式庭園「澄心庭」の2つの趣の異なる庭園がある点でしょう。
「淵黙庭」は秋の紅葉シーズンがとくに見事で、ライトアップされた夜間拝観もおすすめです。澄心庭は紅葉はもちろんのこと、新緑や青もみじの季節はため息が出るほどの美しさを誇っています。
また数年に1度ですが、方丈の特別公開が行われます。
晩年の長谷川等伯の傑作といわれる襖絵が見られますので、チャンスがあればぜひご覧ください。

京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)

きょうとじだいまつりかん とにとに

京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)
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南禅寺・岡崎エリアには寺社仏閣がひしめいていますが、意外にないのがお土産の購入や休憩ができるような総合施設です。
そんな声にこたえるべく、2017年12月平安神宮の敷地内にオープンしたのが「京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)」。
「365日、時代祭はここにある」をキャッチフレーズに、京都三大祭のひとつ「時代祭」を3Dマッピングなどの最新技術を用いて疑似体験できるようになっています。そして京都でも選りすぐりのお土産やグルメを堪能できる店舗がズラリと勢揃い。
さらにはフォトジェニックなスイーツを提供する店舗も揃っていて、若い女性からも注目を集めるスポットとなっています。

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