真如堂(真正極楽寺)
しんにょどう(しんしょうごくらくじ)
南禅寺・岡崎エリアでも近年人気急上昇の紅葉名所といえば真如堂。正式名称は真正極楽寺という名前で読んで字のごとく「ここが正真正銘の極楽の寺」という意味で、真如堂というのはもともと本堂の呼び名だったそうです。そんな極楽の世界へは赤門と呼ばれる朱塗りの総門をくぐって足を踏み入れます。境内に入るとすぐ右手に見えてくるのは印象的な三重塔。過去にはCMやポスターを飾ったこともあり、三重塔を含めた風景はぜひともシャッターを押しておきたい見どころのひとつです。また真如堂には素晴らしい庭園が二つあります。ひとつは東山を借景とした「涅槃の庭(ねはんのにわ)」で、お釈迦様が入滅した際の様子を見事に石組みによって再現しています。またもうひとつは昭和の名作庭家、重森三玲氏の孫にあたる重森千青氏による「隋縁の庭」です。「絶対不変である真理が、縁によって様々な姿を見せる」という仏教用語の「隨縁真如(ずいえんしんにょ)」から名付けられた隨縁の庭は2010年に完成したまだ新しい庭園です。このモダンな庭園のモチーフは「四ツ目結」という三井家の家紋で、真如堂は日本三大財閥のひとつ、三井グループの創業家である三井家の菩提寺としても知られているのです。
〒606-8414
京都府京都市左京区浄土寺真如町82
075-771-0915
神社・仏閣
天台宗
9:00~16:00
[通常期]一般・大学生500円 高校生500円 中学生400円
※小学生以下は無料
※特別拝観期間中は拝観料が変わります(公式HP参照)
市バス「真如堂前」下車徒歩約5分
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