クマに忍者、鬼にも逢える!
登別エリアの観光音声ガイド

TOURIST Guide編集部
西貴輝

登別エリア紹介

のぼりべつ
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登別エリアの観光は登別温泉に集約されます。観光・旅行業界が選ぶ「にっぽんの温泉100選」で毎年上位にランクイン。お湯の湧出量は1日1万トン、9種類の泉質を有する北海道でも指折りの温泉地です。
温泉街では、極楽通りに点在する鬼の像を探しながらぶらぶらと散策。そのまま地獄谷(じごくだに)まで歩いて行くことができます。地獄谷の奥には大湯沼(おおゆぬま)や奥の湯が控えており、ハイキングにちょうどよい距離です。また、車で少し足をのばせば、日本屈指の透明度で名高いクッタラ湖があります。
温泉街の近郊では、水族館の「登別マリンパークニクス」、「登別伊達時代村」といったテーマパークが人気。また、ロープウェイで昇った山の上、100頭のクマが暮らす「のぼりべつクマ牧場」もおすすめです。良質なお湯と、クッタラ火山周辺の大自然、ユニークなテーマパークが集まり、大人からこどもまで楽しめるエリアです。


A 登別マリンパークニクス

B のぼりべつクマ牧場

C 夢元 さぎり湯

D 泉源公園

E 登別温泉

F 登別地獄谷

G 登別市郷土資料館

H 大湯沼

I 大湯沼川天然足湯

J 倶多楽湖

K 日和山展望台

スポット紹介

登別マリンパークニクス

のぼりべつまりんぱーくにくす

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「北欧ロマンと海洋ファンタジー」がテーマの「登別マリンパークニクス」は、1990年にオープンした水族館です。大きな特長はその外観。「湖に浮かぶ城」として知られるデンマークのイーエスコウ城をモデルに造られたルネサンス風の建物で、約400種、2万点の生き物を展示しています。館内では、サメやカブトガニに直接触れることができるタッチプールや、厚さ105ミリのアクリル板で守られたトンネル型の水槽「アクアトンネル」、万華鏡の中にひとが入ってしまう不思議な空間「金魚万華鏡」などが見所。人気のイルカショーは2種類あり、バンドウイルカとカマイルカで異なるショーを設けています。また、館内でみられるユニークな立体オブジェは、水族館で働く飼育員による作品。撮影スポットとしても人気があります。可愛いペンギンがヨチヨチと目の前を歩く「ペンギンパレード」は春夏秋冬毎日実施中。
4月から10月にかけては、遊園地「ニクスランド」もオープン。高さ30メートルから内浦湾を一望できる観覧車は、大人も楽しめるアトラクションです。

のぼりべつクマ牧場

のぼりべつくまぼくじょう

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登別温泉開湯100年にあたる1958年に開園した「のぼりべつクマ牧場」は、全国のクマ牧場の草分け的存在。北海道に生息するエゾヒグマ8頭からスタートし、現在ではおよそ70頭のクマを飼育しています。
オスの「第1牧場」ではガラス1枚隔てた向こうに巨大なクマが迫る「人のオリ」が見所。目と鼻の先までクマが近寄る迫力の展示です。メスの「第2牧場」ではユニークな「おねだりポーズ」で知られるエサやりが人気。本物のクマを見た後は「ヒグマ博物館」にもお立ち寄りください。長年のクマの研究や飼育から得られた資料に加え、生後1日目から成獣までの世代別剥製は大変珍しく、小規模ながら見ごたえある展示です。博物館の屋上からは、支笏洞爺(しこつとうや)国立公園の原生林とクッタラ湖、晴れた日には下北半島まで見渡せます。
また、夏の間は「ユーカラの里」がオープン。アイヌ語で「叙事詩」を意味するユーカラ。ここではチセと呼ばれるわらぶきの家が点在し、明治初期の生活道具や工芸品を通してアイヌ文化の一端に触れることができます。

夢元 さぎり湯

ゆもと さぎりゆ

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登別一良質なお湯と評判のこの銭湯。もとは1961年に公衆浴場「さぎり湯」として開業。'96年に改装して「夢元さぎり湯」となりました。ここの大きな特長は、加水、加温、循環、消毒処理を一切しない源泉掛け流し。多くの温泉施設が「源泉掛け流し」と称して加水やろ過をしているなか、混じりけのない濃厚な温泉を銭湯価格で利用できる非常に贅沢な施設です。
お湯は2種類あり、ひとつは「一号乙泉(いちごうおつせん)」と呼ばれる登別定番の硫黄泉。独特の香り漂う濁り湯で、酸性のため石鹸は泡立ちにくいですが、慢性の皮膚病などに良いお湯です。もうひとつは、登別ではここでしか入れない明礬泉(みょうばんせん)。こちらも皮膚病に良いほか、「目の湯」と名がつく通り、眼病にも効くといわれています。どちらも臭いや見た目はよく似ているため、泉質の違いはぜひ肌でお確かめください。また、浴槽には温泉の副産物である湯の花が見受けられ、手に取って天然の泥パックを試してみるのもよいでしょう。

泉源公園

せんげんこうえん

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温泉街の北の端に位置する泉源公園は、間欠泉(かんけつせん)を間近に見ることができる公園です。間欠泉とは、地中から噴き上がる水蒸気や熱湯のこと。3時間ごとにおよそ80度の熱湯が噴き上がる様子は圧巻です。一方、地獄谷にも鉄泉池(てっせんいけ)という間欠泉がありますが、こちらは天高く噴き上がるものではなく、お湯が沸騰するようにぐらぐらと湧くタイプ。ちなみに、北海道ではほかに鹿部(しかべ)温泉や羅臼(らうす)温泉の間欠泉が有名です。
この公園のもうひとつの見所は、敷地をぐるりと囲む色とりどりの巨大な金棒。「湯」の護り神が残したといわれる9本の金棒は、無病息災、金運上昇、家庭円満など方位、すなわち色ごとに意味をもち、9本目にあたる金色の金棒は公園の地中深くに眠っている、とされています。地獄谷の伝説を元に、まち起こしの一環として起用された「鬼」ですが、れっきとした九星気学に基づくこの配置は、新たなパワースポットだとささやかれています。

登別温泉

のぼりべつおんせん

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1日1万トン、9つの異なる湯が湧く登別温泉は、江戸の大工 滝本金蔵(たきもと きんぞう)が妻の皮膚病を治すべく、登別で湯治を始めたことがきっかけで拓けていった温泉です。登別という名前は、アイヌ語の「ヌプルペッ」に由来します。意味は「水の色が濃い川」。温泉で白濁した川をこのように呼んでいたと考えられています。
温泉街は目抜き通りである極楽通り沿いに飲食店や土産物屋が立ち並び、豪快な間欠泉が噴き上がる「泉源(せんげん)公園」を経て、地獄谷へと続いています。登別では、鬼の姿をした湯の護り神「湯鬼神(ゆきじん)」が地獄谷に棲んでいるという伝説があり、あちこちで鬼の像を見かけます。
なかでも極楽通りの「閻魔大王(えんまだいおう)」は温泉街の名物。1日6回「地獄の審判」の時間がくると恐ろしい形相で裁きを下すからくり人形です。この閻魔様やJR登別駅前の巨大な赤鬼は、年に1度、夏の「登別地獄まつり」で神輿に担がれ町を練り歩きます。
一方、温泉街ならではの醍醐味、湯めぐりは、温泉銭湯の「夢元(ゆもと)さぎり湯」をはじめ、各宿泊施設でも趣向を凝らした浴場で日帰り入浴を設けており、名湯を気軽に楽しむことができます。

登別地獄谷

のぼりべつじごくだに

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地獄谷は水蒸気噴火による爆裂火口跡のひとつです。爆裂火口とは、火山活動により山の一部が吹き飛ばされてできた火口のこと。直径はおよそ450メートル、 1日1万トンの温泉が湧き出る登別温泉の源です。
一帯は1周約10分でまわれる遊歩道が整備され、温泉地ならではの荒れた地形を安全に見学できるようになっています。遊歩道の奥に柵で囲われている鉄泉池(てっせんいけ)は、およそ80度の湯が湧き出る間欠泉。間欠泉といえば水蒸気や熱湯が勢いよく噴き出す光景が有名ですが、鉄泉池は不定期にぐらぐらと煮えたぎるような湯が湧く小さな間欠泉です。高台にある「ナナカマドの広場」の展望台からはこれら地獄谷の光景を一望できるようになっています。
周辺は大湯沼や奥の湯、天然足湯などがあり、軽いハイキングを楽しめます。ルートが複数あるため、地獄谷の入口にある登別パークサービスセンターで1度確認するとよいでしょう。親切なボランティアガイドのほか、雨の日には長靴の貸し出しサービスも行っています。

登別市郷土資料館

のぼりべつしきょうどしりょうかん

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天守閣を模した外観が特長の登別市郷土資料館。モデルとなったのは伊達家の重臣で、宮城県南部を治めていた片倉氏家の白石城です。明治に入り、片倉家主従は北海道に移住。登別の開拓にも大きく貢献しました。この資料館のある地域は「片倉町」として今もその名が残され、資料館では片倉家ゆかりの品々や、貴重な開拓資料をみることができます。
ほかにも、市内に残るアイヌ語地名や登別出身でアイヌの言語学者 知里真志保(ちり ましほ)のこと、写真やパネルを通してアイヌ文化を紹介。また、明治から昭和にかけての身近な日用品や、登別の産業の一つである漁業・林業の機具、ヒグマの剥製から約4万3千年前のトドマツの化石にいたるまで所狭しと並ぶ、見ごたえ充分の展示です。
敷地内には、5月に黄緑色の花が咲くギョイコウ(御衣黄)という桜が植えられているほか、周辺には春は桜、秋は紅葉が美しい川上公園や幌別ダムがあり、資料館とあわせて散策も楽しめます。

大湯沼

おおゆぬま

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大湯沼を見下ろすと、北西に白く荒々しい岩肌がむき出しになった日和山が目に入ります。大湯沼はこの日和山が噴火した際に、山の一部が吹き飛ばされてできた爆裂火口。水深22メートルの沼の底からはおよそ130度の熱湯が湧き出しており、水面近くになると40から50度まで下がります。季節によってはもうもうと白い湯気が立ちのぼり、熱気が肌に直接伝わる地獄の沼のような光景を見ることができるでしょう。
大湯沼の駐車場を挟んだ東側には、もうひとつの爆裂火口跡(ばくれつかこうあと)、奥の湯があります。直径はおよそ30mで、大湯沼と比べるとずいぶん小さいものの、表面温度は75から85度と非常に高温です。
なお、大湯沼から流れ出た湯は川となって徐々にその温度を下げ、大湯沼川(おおゆぬまがわ)探勝歩道沿いに設けられた足湯で直接入ることができます。天然の足湯で濃厚な硫黄泉をぜひお試しください。

大湯沼川天然足湯

おおゆぬまがわてんねんあしゆ

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沼底からおよそ130度の硫黄泉(いおうせん)が湧き出す大湯沼。そこから流れ出る温泉に大正地獄の間欠泉から噴き出したお湯が合流して大湯沼川となり、ちょうど人が触れられる水温になる辺りで、足湯を楽しめるようにできています。一般的な足湯と異なり、屋根もなければ循環設備も必要ない、その名の通り天然の足湯。当然、加温や加水で温度調節もされていないため、場所によって水温が異なります。
足湯のある大湯沼川( おおゆぬまがわ)探勝歩道(たんしょうほどう) は、春から夏にかけた瑞々しい緑、秋には色鮮やかな紅葉に湯の川がよく映える景勝地。木漏れ日のなか、森林浴と足湯を同時に体験できるまたとない機会です。一帯は散策路でつながっており、足湯の源泉である大湯沼や、その側にある奥の湯まで歩いて行くことができます。足場は悪くなりますが、冬の雪景色も情緒があります。地獄谷の入口にある登別パークサービスセンターでは無料で長靴の貸し出しをしているので、お尋ねください。

倶多楽湖

くったらこ

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クッタラ湖は日本一丸いといわれるカルデラ湖で、周囲はおよそ8キロメートル。同じ北海道にあり、日本一の透明度を誇る摩周湖に次ぐ澄みきった水が特長です。「くったら」という名前は、アイヌ語で「イタドリの群生するところ」を意味する「クッタルシ」からきていると考えられています。ちなみに、イタドリは鳥ではなく、タデ科の植物です。
元々ほとんど生物がいない湖でしたが、明治43年に十和田湖と支笏湖(しこつこ)から養殖用にヒメマスの卵が移された結果、現在では自然繁殖できるまで数を増やしました。このヒメマスを語る上で欠かせない人物がいます。中尾トメという女性で、夫が起こした養殖事業を引き継ぐため、札幌から未開のクッタラ湖に移住。廃業した後も林業、炭売りなどを続け、63歳で亡くなるまで湖畔で暮らし続けました。大正期に西洋の服を着て颯爽と馬にまたがり、英語の書物を読むトメは「沼の奥様」と呼ばれ、今なお伝説のように語り継がれています。

日和山展望台

ひよりやまてんぼうだい

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日和山展望台はその名前から「日和山にある展望台」と誤解されることもありますが、「日和山を眺めるための展望台」です。一般的に「日和山」は、航海のために天候をよむ見晴らしのよい場所を指し、日本各地に存在します。一方、登別の日和山は、太平洋を行く船がこの山の噴煙の量や流れ方を観測し、天気を判断したことに由来します。
日和山の溶岩ドームは、およそ1万5千年前にクッタラ火山の西側のふもとで始まった火山活動により形成された、と考えられています。また、最新の噴火は、日和山、大湯沼、裏地獄を結ぶ火口列でおよそ200年前に発生したと推定され、現在も噴煙を上げる活火山です。眼下に臨む大湯沼と奥の湯は、日和山の噴火によってできた火口跡。この展望台からは見えませんが、地獄谷も日和山の噴火活動によりできたものです。
展望台から車で5分ほどのところには日和山原生野草園があり、7月にクサレダマ、8月はヤナギラン、9月にはエゾリンドウといった高山植物の群生を見ることができます。

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