将軍から文豪まで、多くの人を魅惑する
日本有数の温泉地「熱海」の観光音声ガイド

熱海エリア紹介
TOURIST Guide編集部
渋谷朋子

熱海エリア紹介

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日本有数の温泉地として知られる「熱海」。
その魅力は名だたる将軍や文豪をも魅惑してきました。鎌倉時代の名将軍、源頼朝は熱海に湧き出す温泉を熱心に信仰していました。
江戸幕府の初代将軍 徳川家康は熱海の温泉がお気に入りで、江戸城に運ばせていたほど。また、熱海を定宿にしていた小説家も数多くいます。
名だたる偉人たちの癒しの場であった熱海は、今ではいつでも気軽に楽しめる観光地として賑わっています。都内からのアクセスが良く、東京からだと電車で2時間ほどで到着。思い立ったらすぐに行ける距離ということもあり、年齢を問わず人気のエリアです。
さらに世界的な照明デザイナーが手掛けた「ビーチライトアップ」や「熱海海上花火大会」は、年間を通して開催されている熱海の名物。
海の上で打ち上げられる花火は、目で見る美しさだけでなく、「すり鉢」状の地形によるスタジアムのような音響効果があり、打ち上げる「音」にも迫力を体感できます。


家康の湯

A 家康の湯

熱海駅前平和通り商店街

B 熱海駅前平和通り商店街

お宮緑地

C お宮緑地

熱海サンビーチ

D 熱海サンビーチ

起雲閣

E 起雲閣

熱海城

F 熱海城

かんなみ仏の里美術館

G かんなみ仏の里美術館

熱海梅園

H 熱海梅園

來宮神社

I 來宮神社

MOA美術館

J MOA美術館

伊豆山神社

K 伊豆山神社

走り湯

L 走り湯

スポット紹介

家康の湯

いえやすのゆ

家康の湯
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熱海駅を降るとすぐ目の前に広々とした足湯が見えます。
これが「家康の湯」です。
この足湯は、2004年に徳川家康が熱海を訪れて400年を迎えたことを記念して作られました。家康は1597年と1604年の2回、湯治のために熱海温泉を訪れました。
それ以来熱海を大変気に入った家康は、幕府直轄領にするばかりでなく、温泉を樽に詰めて江戸城まで運ばせていました。
「家康が天下統一をできたのは、関ケ原の戦いの前に熱海温泉に入ってパワーを蓄えたからだ」と言われるほど、家康は熱海温泉に熱を挙げていました。
そんな熱海温泉のパワーを「家康の湯」で私たちも得ることができます。
この温泉には、神経痛や筋肉痛などの痛み・傷を癒やし、冷え性や消化器の病気改善、疲労回復などの温泉効能があるといわれています。
また、毎朝お湯を張り替えているというのも嬉しいポイント。かけ流しの温泉に浸かって、観光前にパワーを養ってはいかがでしょうか?

熱海駅前平和通り商店街

あたみえきまえ へいわどおり しょうてんがい

熱海駅前平和通り商店街
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熱海駅から歩いてすぐのところに、商店街が2つあります。
「仲見世商店街」と、それから今回ご紹介する「平和通り商店街」です。熱海の名産品を食べつくすなら絶対に外せない観光スポットです。
熱海の名産品といえば、「海の幸」と「みかん」。
そんな名産品を食べ歩きできるのが、この商店街の魅力。地魚を使った干物、そして熱海の潮風を受けて育てられた早生(わせ)みかんなどがお店に並んでいます。
温泉地ならではの「温泉まんじゅう」や、新鮮な魚を乗せた「海鮮丼」を食べ歩くのもオススメです。
お腹を満たしながら商店街を歩きつづけると、「夢かけ地蔵」に出会います。かわいらしいお地蔵様の隣で湧き出ているのは「福福の湯」。
この温泉は手を浸す「手湯(てゆ)」となっています。商店街に訪れる人に、手を浸して暖かさを感じ、幸せになってほしいという思いを込めて作られました。
手を浸すだけでなくお地蔵様にお湯をかけると、夢が叶うかも?と言われています。

お宮緑地

おみやりょくち

お宮緑地
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熱海海岸のそばにある「お宮緑地」。
熱海を観光都市へと押し上げた尾崎紅葉が書いた小説「金色夜叉」の舞台として知られています。
この小説は貫一とお宮の関係を通して描かれる、愛とお金を巡る物語です。
許嫁だったお宮の裏切りに激怒した貫一が、お宮を蹴飛ばす場面はあまりにも有名ですが、その舞台が熱海海岸でした。
お宮緑地の真ん中には、この名シーンを表わした「貫一お宮の像」が建てられています。
さらには尾崎紅葉の弟子である小栗風葉がお宮について詠んだ俳句を彫り込んだ石碑もあります。
その石碑の隣にそびえるのが「お宮の松」と呼ばれる松の木。今は2代目となった松ですが、1代目の松も切り株として残っているので、探してみてはいかがでしょうか。
また、2014年には新しい見所として「ジャカランダ遊歩道」が作られました。ジャカランダは淡い紫色の花、6月には満開に咲いて遊歩道を彩ります。

熱海サンビーチ

アタミサンビーチ

熱海サンビーチ
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青い海と真っ白な砂浜のコントラストが美しい「熱海サンビーチ」。
夏の海開きの間は、海で遊べる巨大アスレチック「ウォーターパーク」が設置され、海水浴場として家族連れやカップルに大人気のスポットです。
そんな夏のイメージがある海ですが、「熱海サンビーチ」は1年中その美しさを楽しむことができます。
サンビーチの周りには、「ムーンテラス」「スカイデッキ」「レインボーデッキ」「渚デッキ」が立ち並びます。姉妹都市である北イタリア・サンレモ市を意識して作られたテラスやデッキは、地中海の爽やかな雰囲気を感じます。
中でも「ムーンテラス」は恋人の聖地として登録されており、恋愛成就を願う人にオススメのスポットです。
熱海サンビーチは夜になるとライトアップされ、さらに魅力的な姿を見せます。幻想的なブルーが印象的な明かりは、世界的な照明デザイナー、石井幹子氏によって手がけられました。
日本初となる海のライトアップは、熱海サンビーチをよりロマンチックな場所に作り上げています。

起雲閣

きうんかく

起雲閣
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起雲閣は、ヨーロッパ式のデザインに和風や中国の彫刻、そして唐草模様など様々な文化を取り入れ、和洋中を融合させた建築様式となっています。
中でもローマ風浴室は日本ではなかなか見ることがなく、建築当初は財閥系の別荘と並び「熱海の三大別荘」と称されていました。
戦後まもなく別荘から旅館へと変わり、熱海有数の宿として知られるようになりました。当時、小説家として活躍していた山本有三がこの離れに通っていたことで、志賀直哉や谷崎潤一郎、太宰治など、名だたる文豪たちも訪れるようになりました。
起雲閣に足を踏み入れると、見事な庭が私たちを圧倒します。豊かな緑が広がるこの庭は、池線回遊式庭園で、屋敷のどこから眺めても楽しめるように造られています。
2000年(平成12年)には、熱海市が所有して一般公開され、その2年後、市の指定有形文化財となりました。また、2014年放送の朝ドラ「花子とアン」では、石炭王の嘉納伝助の屋敷としてロケが行われたことでも知られています。

熱海城

あたみじょう

熱海城
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錦ヶ浦の山頂にそびえる熱海城。
1959年に桃山時代や慶長初期の建築様式を模して造られました。
お城の中は、大人も子どもも楽しめるエンターテイメント総合施設になっています。
1階から3階は日本文化に関する展示を見ることができます。
4階から5階は江戸の文化やなぞ絵という言葉遊びを体験できるコーナー、そしてなんといっても見逃せないのは、6階の展望天守閣でしょう。地上43メートルの高さから360度、熱海の町を見渡すことができ、海沿いに温泉宿が立ち並ぶその景色は「東洋のモナコ」と呼ばれています。
1階ではその素晴らしい景色を見ながら足湯に入れます。
熱海城の魅力は珍しい出会いにもあります。米粒に小さな文字を書く米粒芸術で有名な真庭一郎さんの技術を見ることができるのは、ここ熱海城だけです。
また、別館の「トリックアート迷宮館」は、SNS映えする写真スポットとして新たな賑わいを見せています。
観光に少し疲れたら、1階のマッサージチェアで骨休めをしてみるのもオススメです。入場者のみ無料で使うことができます。

かんなみ仏の里美術館

かんなみほとけのさとびじゅつかん

かんなみ仏の里美術館
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熱海から少し離れた函南町にある「かんなみ仏の里美術館」。
展示されている24体の仏像は、元は函南町桑原区にある桑原薬師堂に安置されていました。
2008年に函南町へ寄付され、多くの方に観賞していただくため、この美術館がつくられました。
仏像には国や静岡県指定の重要文化財があり、それらを細部までじっくり観察することができます。
シンプルな展示でありながら、仏像それぞれの表情が伝わります。
仏像が造られた時期は、平安時代から江戸時代にまで及び、時代ごとの作風を見比べられるのも魅力です。
特に鎌倉時代の「阿弥陀如来及両脇侍像」の写実的ではつらつとした作風は「慶派」と呼ばれる仏師集団の特色が表れ、高く評価されています。

熱海梅園

熱海梅園

熱海梅園
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早咲きの梅で有名な熱海。梅は2月にピークを迎え、全国で最も早く梅を見ることができます。
「熱海梅園」で梅の開花時期に開かれる「梅まつり」は、人気のイベントです。
梅の季節以外にも夏には新緑とほたる、11月~12月にかけては紅葉など四季折々の自然を楽しむことができます。
見所は植物だけではありません。
梅園の中に建つ「中山晋平記念館」は、「てるてる坊主」や「シャボン玉」などで有名な作曲家、中山晋平の別荘を移築したものです。
見所満載の熱海梅園。
しかし、そもそも熱海のような温泉地になぜ梅園があるのでしょう?
実はある人物の言葉によって、この熱海梅園は造られました。
明治時代の内務省衛生局長、長与専斎が「温泉が病気に効くのは、温泉の成分ばかりに頼らず適当な運動をするからだ」と言ったのです。
長与の言葉にならって、熱海の温泉で体を休める前に熱海梅園を散策してみてはいかがでしょうか?

來宮神社

きのみやじんじゃ

來宮神社
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強いご利益を持つ「來宮神社」。
この神社の由来は約1300年前にさかのぼります。
夏のある日、熱海湾で漁師の網に木の像がかかり、童子が現れ、「この里にある7本の楠の木の洞(ほこら)に私を祀れば、村人だけでなく、この土地に来る者皆を守ろう」と漁師に告げました。
その言葉を受けてこの地に祀られました。
木の像が祀られた7月15日は今でも「例大祭(れいたいさい)」が行われます。
祭りで行われる「山車コンクール」は夏の風物詩として人気のイベントです。
神社の由来ともなった由緒ある大楠は神社の中でも特に人気のあるパワースポットとして有名です。
樹齢は2100年を超えており、国の天然記念物に登録され、その歴史と共に大切にされてきました。幹を1周すると寿命が1年延び、また、願い事を心に秘めて1周すると叶うとも言われています。
日没後は大楠の周りに木霊を表現した小さな明かりがいくつも灯され、夜も心くつろげる工夫がされています。

MOA美術館

エム・オー・エーびじゅつかん

MOA美術館
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2017年にリニューアルオープンした「MOA美術館」。
敷地は約7万坪もの広さを誇り、展示物は国宝3点、重要文化財67点を含む約3500点に及びます。
館内は漆喰や屋久杉、行者杉などの伝統的な日本の素材と最先端の光学技術を組み合わせた設計が施され、展示物をより魅力的に見せます。
また、豊かな花々が咲く庭園も見どころのひとつ。
梅や桜、ツツジなどの季節ごとの花は美術館の展示作品をより一層美しく引き立てます。
尾形光琳(おがた・こうりん)の最高傑作ともいわれる国宝「紅梅図屏風」はファンが多く、毎年梅の開花時期に合わせて展示されています。
ほかにも能楽堂や黄金の茶室など来場者を飽きさせない工夫が盛りだくさん。
中でも円形ホールに映し出されている万華鏡のプロジェクションマッピングは圧倒されるような美しさがあります。
世界的な万華鏡のフェスティバルでグランプリを受賞した依田満・百合子夫妻のもので、展示のひとつともいえるでしょう。
芸術と自然、日本文化の融合を楽しむのに最適の美術館です。

伊豆山神社

いずさんじんじゃ

伊豆山神社
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「伊豆山神社」は神社を囲む山深い土地と、その信仰に自然の力強さを感じます。長い階段作りの参道を上がりきると赤と白の龍が印象的な手水舎(てみずや)が見えてきます。
この赤白二龍はそれぞれ火と水の力を司っています。さらに境内を進むと「頼朝と政子の腰掛け石」があります。
これは源頼朝と北条政子が愛を語らった場所とされ、恋愛成就の御利益があると言われています。
腰掛け石のすぐそばに本殿がありますが、実は本宮はまだまだ先。さらに約1時間山を登ったところにあります。
その険しい山道は、当時は修行の場として名をはせたほどです。
本宮までには、病気や厄を祓ってくださる神さまを祀る「白山(はくさん)神社」、縁結びの御利益がある「結明神本社」があります。
2つの神社を経て本宮にたどり着くと、緑豊かなお社と熱海の素晴らしい景色を臨むことができます。

走り湯

はしりゆ

走り湯
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「走り湯」は、今から1300年前に修行者である役小角によって発見された温泉で、日本でも大変珍しい「横穴式源泉」です。
海に向かって横へ走り出すように流れることから「走り湯」と呼ばれるようになりました。古くからの温泉として、愛媛の道後温泉、神戸の有馬温泉と共に、古くから歴史のある「日本三大古泉」に数えられます。
すぐそばが修行の場であったためすぐに温泉地として開発されることはなく、信仰の対象とされ、不思議な力が宿る霊湯だと扱われました。
伊豆山神社の「走湯神社」はその信仰の拠り所だったのです。
しかし、鎌倉時代からは一般の人が入浴するために利用されるようになりました。
昭和38年に自然湧出が止まってしまい、現在は走り湯洞窟のすぐ近くに新たな源泉を掘削し、洞窟には70数度の湯が毎分170リットル送られています。

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