天狗が潜む英気を養う山でパワースポット巡り
貴船鞍馬エリアの観光音声ガイド

貴船・鞍馬エリア紹介
TOURIST Guide編集部
吉川雅子

貴船・鞍馬エリア紹介

きふね・くらまえりあしょうかい
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京都といえば文化的古都のイメージが強くありますが、にぎわう街から少し離れるだけで豊かな自然に出会えます。緑豊かな山里や清流には古くからある歴史ある寺社仏閣などの古刹や、言い伝えなどが残されており、古代の日本にとってもパワースポットでもありました。
水と森のエネルギーに満ちた奥座敷の貴船は清らかな氣が感じられ、縁結びのパワースポットとしても多くの人が訪れます。
また、力強くそびえ立つ鞍馬山は、天狗の住処があるという言い伝えがある伝説の場所で、貴船とは反対に英気養う猛々しい神秘のパワースポットとして、山岳修行の聖地でもありました。
清涼感あふれる川床での食事や温泉宿、及び鞍馬山ケーブルカーなどから見える紅葉など、京都の郊外のスポットを歩いて巡ってみましょう。


貴船神社

A 貴船神社

貴船神社 奥宮

B 貴船神社 奥宮

貴船神社 結宮

C 貴船神社 結宮

鞍馬寺 霊宝殿

D 鞍馬寺 霊宝殿

鞍馬寺

E 鞍馬寺

鞍馬山鋼索鉄道のケーブルカー

F 鞍馬山鋼索鉄道のケーブルカー

貴船の川床

G 貴船の川床

由岐神社

H 由岐神社

くらま温泉

I くらま温泉

スポット紹介

貴船神社

きふねじんじゃ

貴船神社
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京都の水源地として古くから信仰を集めている貴船神社。日本神話によると水の神として祀られている高龗(たかおかみ)は伊奘諾尊(いざなぎのみこと)の御子神であるが、妻である伊奘冉尊(いざなみのみこと)が火の神さまをお産みになった時に、その火で焼け死んでしまったため、伊奘冉尊が火の神を3つに切ってしまい、その一人が高龗だったといいます。水というものは火を消す役割もあり、また、血を浄化するという意味もあって生まれた神様だと言われています。水は生命の源ということで、雨を降らせる山の龍神とも言われ、一説によると伊奘諾に切られた火の神の一体は谷底暗闇の龍神ということで、池底から少しずつ湧き出させる神として存在するようになったと言われています。貴船神社には、本宮、結社、奥社と3つから構成されており、社殿も貴船川沿いに点在しています。古くから氣生根と表記されていて、氣が生まれる場所として信仰されてきました。嵯峨天皇が雨乞いのために生馬を捧げて祈祷し、雨を降らせたことから、絵馬の発祥地とも言われています。御神水に浮かべ浮き出る文字で占う水占みくじがあります。貴船川に沿って3つの宮を巡ってみましょう。

貴船神社 奥宮

きふねじんじゃ おくみや

貴船神社 奥宮
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奥宮(おくみや)は元は貴船神社の本宮でした。まずは奥宮社の手前には相生の杉というピッタリと2本が寄り添って生えている樹齢1000年を超える大杉があります。夫婦円満のパワースポットと言われています。この相生の杉を越え、和泉式部(いずみ しきぶ)が参拝の時に清めたと言われる思い川を越えると奥宮にたどり着きます。奥宮の前には別々の木が重なって生えている和合相生連理の杉があり、こちらは杉と楓という珍しい組み合わせで、夫婦や恋人などの仲陸ましさを表していると言われています。奥宮には本殿の真下には龍神が住むと言われている日本三大龍穴にもなっている井戸が本殿の真下にあります。広々とした境内は長い樹齢の木々に囲まれ、神聖な空気を感じられ強い氣に囲まれたような感じを受けます。奥宮に入り左側に位置している船形石は貴船の由来でもある、玉依姫命(たまよりひめのみこと)が黄船でたどり着いた場所であり、その黄船を小石を積み上げ隠した場所とも言い伝えられています。紅葉の季節も艶やかですが、夜の雪見特別参拝という積雪日だけの特別ライトアップもあります。丑の刻参りの起源の場所でもありますから、自分に無理のない氣のパワーの場所をお参りして、よくお礼をしてから後にしましょう。

貴船神社 結宮

きふねじんじゃ ゆいのやしろ

貴船神社 結宮
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貴船神社の本宮と奥宮の中間に位置することから、中宮とも呼ばれるのがここ結社(ゆいのやしろ)です。ご祭神の磐長姫命(いわながひめのみこと)は縁結びに由来する神様で、妹の木花咲耶姫(このはなさくやひめ)と共に瓊々杵命(ににぎのみこと)に嫁いだところ、妹と違い醜かったことから返され、この地で人々の良縁を届けるために留まったと言い伝えられています。恋多き女流歌人としても知られている和泉式部が、夫の心変わりを悩み歌を詠んで参拝したところ、夫の愛を取り戻したということで、恋愛成就の社としても知られ、多くの参拝があります。神社で定めているわけではありませんが、古くからの習わしとして、本宮を参拝した後は奥宮を参拝し、最後に結宮(ゆいのやしろ)を参拝すると言われています。パワーの強い奥宮でパワーをもらい、縁結びだけでなく、子授かりや人と人などあらゆるものを結び、運氣や諸願成就の願いを結ぶということで、結び文を捧げることで願いが叶うと言われています。昔はすすきなど長い草の葉に願いを書いて結んだそうですが、お社が痛むことから、短尺が備えられています。最後に参拝してみましょう。

鞍馬寺 霊宝殿

くらまでら れいほうでん

鞍馬寺 霊宝殿
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鞍馬寺にある霊宝殿は、「鞍馬山博物館(くらまやまはくぶつかん)」とも言われ、1972年(昭和47年)に開館しました。1階は鞍馬山の自然科学展示室で鞍馬山の地層や地質、動物や植物などについて展示されています。人手が加わっていない自然林は、歴史風土保存地区、鳥獣保護地区としても指定されており、鞍馬寺はこの山を守りついできているため、霊宝殿に展示室を設けています。
2階に上がると、絵画や書物など什宝類が紹介されている「寺宝展観室」と「与謝野記念室」があります。鞍馬寺の住職が女流歌人・与謝野晶子(よさの あきこ)の直弟子だったという関係で何度も鞍馬を訪れており、記念室には、与謝野鉄幹(よさの てっかん)・晶子夫妻の遺品として生前愛用していた文箱や机などが展示されています。
そして3階には、仏像奉安室があります。ここでは、国宝の毘沙門天像(びしゃもんてんぞう)をはじめ重要文化財の聖観音像などが安置されています。
見ごたえのある霊宝殿で鞍馬寺と鞍馬山の知識を高めること間違いなしです。

鞍馬寺

くらまでら

鞍馬寺
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鞍馬寺は、鑑真和上(がんじんわじょう)の弟子、鑑禎(がんちょう)上人が毘沙門天を祀ったのが始まりと言われています。京都の北部の守護であり、山岳修行の聖地でもある鞍馬寺は、紅葉の名所としても有名で、境内から山々の美しい紅葉を堪能できます。
平安時代より、上皇をはじめ貴族や多くの女流文学者が霊山・鞍馬寺を参拝しました。枕草子(まくらのそうし)や更級日記(さらしなにっき)などにも述べられているだけではなく、紫式部の源氏物語にも出会いの場所として描かれています。本殿金堂の前に広がる石床(いしどこ) には金剛床(こんごうしょう)があります。
祀られている三尊尊天(さんぞんそんてん)は月の精霊、太陽の精霊、大地の精霊という三尊で、この金剛床にたち宇宙に向かって両手を広げ、天を仰ぐと宇宙と一体化でき、願いが叶うと言われています。なんともスピリチュアルなパワースポットでもあります。
こちらでは狛犬(こまいぬ)ならぬ、毘沙門天の使いである狛虎(こまとら)がお出迎えしてくれます。本殿金堂までは急な山道になりますので、途中はケーブルカーを利用し、本殿までの山道と石段を利用することになるので、体力を備えてゆっくり歩きましょう。

鞍馬山鋼索鉄道のケーブルカー

くらまやまこうさくてつどうのけーぶるかー

鞍馬山鋼索鉄道のケーブルカー
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鞍馬寺の仁王門をくぐると日本一短いケーブルカーがあります。鞍馬寺の本殿金堂は鞍馬山の中腹にあるため参拝するためには、険しい山道を登らなければなりません。そこで高齢の方や足の弱い方でも、少しでも楽に参拝してもらおうと敷設された日本唯一の宗教法人が運営する鉄道が、この鞍馬山鋼索鉄道です。全長207メートルの短いケーブルカーは、鞍馬寺が運営しており、仏像が祀られています。乗務員さんも作務衣姿で対応してくれます。基本運賃は無料ですが、寄付という形で片道200円を寄進し、そのお礼として無料乗車ができることになっています。名前は鞍馬山に馴染みのある「牛若號」という名が付けられており、山門と多宝塔の間の2分間を結び、そのあとは歩いて緩やかな山道と石段155段を登ります。鞍馬山の美しい自然と新鮮な空気を吸いながら、季節の景色を楽しんで登ってみましょう。

貴船の川床

きふねのかわどこ

貴船の川床
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京都の夏の風物詩として知られる川床。
貴船の川床は手や足を延ばすと届きそうなほど水面が近く、貴船川のせせらぎを聞きながらお座敷で涼しく食事ができます。
安土桃山時代に蒸し暑い京都の夏を涼しい水面の近くに桟橋をかけ、客をもてなしたことが起源だといわれています。
約20軒の料理屋や旅館が立ち並び、会席料理屋、川床料理、流しそうめんなど、それぞれの料理屋のおもてなしがあります。
お天気が悪い時は川床に下りることができませんが、非常に人気が高く混雑が予想されるため、事前にお店や旅館の情報をチェックして予約していくことをお勧めします。
貴船川は京都盆地特有の暑さを感じる街中に比べると10度近く気温が低いので、天然クーラーがひんやりと心地いい川床で京都らしい食事を楽しんでみましょう。

由岐神社

ゆきじんじゃ

由岐神社
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京都三大奇祭の一つ、鞍馬の火祭が行われるのがここ由岐神社(ゆきじんじゃ)です。毎年10月22日に行われる例祭で、独特のかけ声と大松明(おおたいまつ)の炎は圧巻です。平安時代、御所に祀られていた由岐大明神を、大地震や世情不安から都の北方に移したと言われているのが由緒で、鞍馬一帯の氏神様でもあります。この時、鴨川の葦で松明を作り、道に焚火を炊いて移したことから、火祭が儀式として受け継がれました。重要文化材に指定されている狛犬は、子供を抱いている珍しいもので、安産の神様、子孫繁栄の神様としても信仰されています。拝殿は割拝殿という中央でわかれている珍しい造りで、豊臣秀頼(とよとみ ひでより)が建てたと言われています。鞍馬山らしく御神木大杉があり、大杉さんとして親しまれ、願いを一身に祈ると叶うとされています。この大杉から強いパワーを感じると言われるほど堂々とした御神木です。ハイキングを楽しみながら御神木をお参りに行ってみましょう。

くらま温泉

くらまおんせん

くらま温泉
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鞍馬山散策や寺社巡りなどのパワースポット巡りで氣を浴びて英気を養ったら、次は体の癒しは如何でしょう。京の奥座敷と言われる鞍馬の山の山奥にひっそりと佇む温泉地がくらま温泉です。
大浴場と露天風呂があり、両方を利用できる日帰りコースだと、タオルとバスタオル、浴衣がセットになっていて、広間休憩室も使用できるので手ぶらで訪れてもゆっくりとできます。
温泉の泉質は単純硫化水素泉で、神経痛やリュウマチ、美肌、腰痛という効能があります。こちらは露天風呂だけの利用も可能です。
大浴場から少し上がったところにある露天風呂は、鞍馬山を遠くに臨み、秋には紅葉、冬には雪見露天が楽しめるという絶好の場所。小さな内風呂も付いているので、雪見風呂のあとにまた温まることができます。くらま温泉までの鞍馬街道の古い町並みも見所です。散策を楽しみながら温泉まで歩いてみましょう。

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