天空の城を持つ水とおどりの城下町
「郡上八幡城・城下町」の観光音声ガイド

郡上八幡城・城下町エリア紹介
TOURIST Guide編集部
吉川雅子

郡上八幡城・城下町エリア紹介

ぐじょうはちまんじょう・じょうかまち
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岐阜県のほぼ中央に位置する郡上市(ぐじょうし)は、郡上八幡(ぐじょうはちまん)、白鳥、大和など7つのエリアから成り立っています。
中心となるのは郡上八幡エリアで、古くから城下町として栄えてきました。八幡山(はちまんやま)の頂上にそびえたつ郡上八幡城(ぐじょうはちまんじょう)は朝霧の中に浮かぶ姿から「天空の城」とも呼ばれ、日本で最も美しい山城とされています。
郡上八幡は長良川(ながらがわ)と吉田川(よしだがわ)が合流する地点に位置し、水の町としても知られています。町のいたるところにきれいな水路に水が流れ、古い家々と合わせて懐かしさを感じる街並みが続きます。
町の中心には宗祇水(そうぎすい)という湧き水があります。この湧き水の上には祠が置かれ、地元の人たちの努力により、美しい水が守られています。
郡上八幡の最大のイベントは7月から9月にかけて行われる郡上おどりです。
町のあちらこちらを会場として盆踊りが行われるのですが、地元の人だけでなく観光客も踊りに参加することができます。同じ時期に白鳥エリアで行われる白鳥おどりも、観光客が参加して楽しめる伝統的な盆踊として知られています。


郡上八幡城

A 郡上八幡城

慈恩禅寺

B 慈恩禅寺

八幡神社

C 八幡神社

郡上おどり・白鳥おどり

D 郡上おどり・白鳥おどり

郡上八幡博覧館

E 郡上八幡博覧館

吉田川

F 吉田川

齋藤美術館

G 齋藤美術館

宗祗水

H 宗祗水

やなか水の小径

I やなか水の小径

郡上八幡旧庁舎記念館

J 郡上八幡旧庁舎記念館

スポット紹介

郡上八幡城

ぐじょうはちまんじょう

郡上八幡城
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郡上八幡の中心部にある郡上八幡城は「天空の城」として知られています。
緑の山々に囲まれ、標高354メートルに位置するこの城は、朝霧の立ち上る時、空に浮かんでいるような幻想的な姿を見せることがあります。
郡上八幡城の起源は、戦国時代の末 遠藤 盛数(えんどう もりかず)と子の慶隆(よしたか)が築いた砦でした。
その後、遠藤氏の次に城主となった稲葉家が大きな改築を行い、城の形としました。しかし、明治維新後は廃城となり、石垣だけを残して城は取り壊されました。
現在の天守閣は1933年(昭和8年)に再建されたものです。
木材で作られているため、江戸時代の城の雰囲気を味わうことができます。
天守閣内は歴史史料館ともなっており、城主の鎧や刀、合戦絵図などが展示されています。最上階は四方が開放された作りとなっており、山々や郡上八幡の街並みを見渡せます。
豊かな自然に囲まれ、ここは四季を通して美しい観光スポットですが、特に11月には城内の紅葉のライトアップが行われ、多くの観光客が訪れます。

慈恩禅寺

じおんぜんじ

慈恩禅寺
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慈恩禅寺( じおんぜん)は郡上八幡城2代目城主である遠藤慶隆(えんどう よしたか)により1606年に創建された臨済宗の寺です。
1893年の豪雨により裏山が崩れ、寺は埋没してしまいましたが1896年に本堂と書院が再建され、2015年に庫裡が再建されました。
見どころは「てっ草園」と呼ばれる庭園です。
庭の中心となる池には滝が注ぎ込み、季節ごとの美しさを堪能できます。春はアセビ、花桃、シャクナゲなどの花々が咲き乱れます。
夏には滝の音と風にそよぐ青モミジが涼しさを呼び、秋は紅葉が鮮やかな色を見せ、冬の雪景色は禅寺らしい趣となります。庭の隅にある水琴窟(すいきんくつ)に興味を持つ訪問者も少なくありません。
夏に開かれる郡上おどりに合わせて、7月30日の夜には弁天祭(べんてんさい)が開かれます。この時のみ非公開の寺宝が公開され、夜の特別拝観では庭園がライトアップされ、昼間とは全く異なる幻想的な雰囲気を味わうことができます。
この寺には宝物殿があり、花園天皇(はなぞのてんのう)や後西天皇(ごさいてんのう)の自筆の書面、郡上藩主の金森頼錦(かなもり よりかね)が寄付した和歌集などが所蔵されています。

八幡神社

はちまんじんじゃ

八幡神社
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郡上八幡には主な神社が3つあります。岸剱神社(きしつるぎじんじゃ)、日吉神社、そして郡上八幡の地名の由来となった八幡神社です。
吉田川と郡上八幡城の間に位置する八幡神社は、代々の城主の祈願所となっていました。城主が奉納した鎧や刀、絵馬などが残っています。
ご祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)ですが菅原道真(すがわらのみちざね)も合祀されています。
ご神体は約1メートルの白石で、その中に黒い菅原道真の姿が見えると言われています。
8月には郡上おどりの会場ともなり、多くの人でにぎわいますが、春祭りも有名です。
4月の第3土曜日と日曜日に神楽が神社から出発します。
笛や太鼓を鳴らしつつ、奴やおかめ、獅子などが町内を巡回し、同じ日に岸劒神社と日吉神社からも同じ様な神楽行列が出発し、町を練り歩きます。
このため、春祭りは「三社祭」とも呼ばれています。

郡上おどり・白鳥おどり

ぐじょうおどり しらとりおどり

郡上おどり・白鳥おどり
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日本で最も長い盆踊りとして知られ、秋田県の西馬音内盆踊り(にしもないぼんおどり)、徳島県の阿波踊りと共に日本三大盆踊りに数えられています。
郡上おどりでは7月から9月にかけて場所を変えながら、約30夜の盆踊りが行われます。
特に知られているのが8月13日から16日の4日間にかけて行われる徹夜おどりで、翌日の朝まで踊りあかします。
郡上おどりの起源ははっきりとは分かりませんが、江戸時代の初期に身分に関係なく誰もが参加できる盆踊りとして藩主が奨励したのが始まりという説が有力です。郡上おどりは地元の人だけでなく、観光客も参加できる盆踊りとして有名ですが、それは江戸時代からの精神が受け継がれているからでしょう。
期間中は日本全国から約20万人の人が郡上八幡を訪れ、盆踊りを楽しみます。
郡上おどりは郡上八幡エリアのお祭りですが、白鳥エリアでは白鳥おどりが行われます。
郡上おどり同様、2か月間にわたり、約20回の盆踊りが行われ、こちらも、誰でも参加できるお祭りです。

郡上八幡博覧館

ぐじょうはちまんはくらんかん

郡上八幡博覧館
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大正時代に建てられた昔の税務署を利用した博物館であり、レトロな外観が特徴的です。内部では郡上八幡の魅力を4つのコーナーに分けて展示しています。
見どころは1階にある「郡上おどり」のコーナーです。このコーナーでは1日4回、浴衣姿のスタッフにより郡上おどりの実演が行われ、実演時間以外であっても、映像で郡上おどりすべての演目を楽しむことができます。
また、10種類ある郡上おどりそれぞれについてスタッフが踊り方を紹介しています。次回の郡上おどりに参加したいと考えているならば、まずここで練習してみるのはいかがでしょうか。
2階は「水」「歴史」「技」の3つのコーナーとなっており、郡上八幡全体を知ることができます。特に面白いのは「技」のコーナーです。
伝統的な紬や本染、鮎釣り道具の他に郡上八幡の主な産業の一つである食品サンプルも数多く展示されています。

吉田川

よしだがわ

吉田川
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郡上八幡の中央を流れる吉田川は長良川の支流の一つであり、1986年に「岐阜県の名水50選」に認定されています。
透き通った水には鮎、アマゴ、イワナなどの魚が生息し、6月に鮎釣りが解禁されると、多くの釣り人が訪れます。
夏になると、吉田川は飛び込みを楽しむ子供たちでにぎわいます。近年は地元の子供だけでなく観光客も飛び込みにチャレンジしています。
吉田川は伝統工芸である郡上本染(ぐじょうほんぞめ)の鯉のぼりでもよく知られています。
冬になると職人たちは染め上げた鯉のぼりを吉田川の上流で水に晒します。これは「鯉のぼりの寒ざらし」と呼ばれ、冷たい水に晒すことで鮮やかな色が浮き出ます。

齋藤美術館

さいとうびじゅつかん

齋藤美術館
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郡上八幡の旧家である齋藤家は、大名家へ出入りしていた商人でした。代々の当主は茶道をたしなみ、長年にわたり書画や茶道具を収集してきました。
1987年(昭和62年)に開設された齋藤美術館には、齋藤家が集めた美術工芸品が展示されています。
展示品は茶碗、菓子器、棗(なつめ)などの茶道具、そして書画など茶道と関連するものが多くあります。
美術館の隣には古い町屋を利用した「カフェ・町家さいとう」があります。
19世紀半ばに建てられた齋藤家の母屋であり、「齋藤家住宅主屋」として市の重要文化財(建造物)に指定されている建物です。
手入れの行き届いた庭を眺めながらおいしいお茶を楽しみ、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

宗祗水

そうぎすい

宗祗水
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水の町である郡上八幡を象徴するのが、宗祗水(そうぎすい)、又の名を白雲水(はくうんすい)という湧き水です。1985年に日本名水百選の第1号に指定されました。
町のほぼ中央に位置しており、湧き口の上には祠が祀られています。
宗祗水奉賛会による努力のおかげで、良好な状態を保っています。
昔、宗祗水は人々の生活用水でした。飲み水とするだけでなく、ここで野菜や食器を洗っていました。
現在は生活用水としては使用されていませんが、おいしい水が飲めるところとして多くの人が訪れています。
宗祗水を一口飲めば10年長生きすると言われています。
宗祗水の名の由来は、連歌に優れた僧侶の飯尾宗祗(いいお そうぎ)がこの泉のほとりに草庵を結んで、この清水を愛用したことから名付けられたものです。
1471年には、郡上の領主である東常縁(とう つねより )と飯尾宗祗が別れの際にここで歌を詠みかわしたとされています。

やなか水の小径

やなかみずのこみち

やなか水の小径
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「やなか水のこみち」は八幡町新町の商店街から八幡町稲荷町にかけて整備された趣のある小道です。風情のある古い屋敷に挟まれた小道には玉石が敷き詰められ、水路と柳がしっとりとした風景を作り出しています。
小道に敷き詰められた玉石は長良川や吉田川から運ばれたもので、その数は八幡町という町の名前に因んで約8万個といわれています。玉石の配置を見ると、まるで流れる水を表現しているようで、いかにも水の町 郡上八幡らしいデザインとなっています。
「やなか水のこみち」は、やなか三館と呼ばれる「心の森ミュージアム・遊童館」、「奥美濃おもだか家民芸館」そして「齋藤美術館」に囲まれています。
「やなか水のこみち」にはベンチが置かれていますので、やなか三館めぐりに疲れたらここに来て体を休めてはいかがでしょうか。

郡上八幡旧庁舎記念館

ぐじょうはちまんきゅうちょうしゃきねんかん

郡上八幡旧庁舎記念館
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郡上八幡旧庁舎記念館は、1994年まで町役場の本庁舎だった建物です。現在は観光案内所や休憩所として使われており、郡上おどりの体験もできる場所になっています。
建物は1936年に建てられた木造2階建てのレトロな洋風建築で、見どころは、当時の最新技術であったトラス工法が用いられている屋根組の部分です。
トラス工法とは、三角を基本とした建築技法であり、強度が必要な橋の建設に使われていました。
1930年代の日本でトラス工法を利用した例は珍しく、その実例が見られる貴重な建物です。
軽食コーナーやお土産コーナーでは郡上八幡ならではの特産品を目にすることができます。軽食コーナーでは奥美濃古地鶏(おくみのこじどり)の卵を使ったプリンやシフォンケーキ、卵かけごはんが人気です。
また、お土産コーナーでは郡上の地味噌や明方(みょうがた)ハムといった名産品の他に郡上おどりレッスンDVDも用意されています。

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