慈恩禅寺
じおんぜんじ
慈恩禅寺( じおんぜん)は郡上八幡城2代目城主である遠藤慶隆(えんどう よしたか)により1606年に創建された臨済宗の寺です。
1893年の豪雨により裏山が崩れ、寺は埋没してしまいましたが1896年に本堂と書院が再建され、2015年に庫裡が再建されました。
見どころは「てっ草園」と呼ばれる庭園です。
庭の中心となる池には滝が注ぎ込み、季節ごとの美しさを堪能できます。春はアセビ、花桃、シャクナゲなどの花々が咲き乱れます。
夏には滝の音と風にそよぐ青モミジが涼しさを呼び、秋は紅葉が鮮やかな色を見せ、冬の雪景色は禅寺らしい趣となります。庭の隅にある水琴窟(すいきんくつ)に興味を持つ訪問者も少なくありません。
夏に開かれる郡上おどりに合わせて、7月30日の夜には弁天祭(べんてんさい)が開かれます。この時のみ非公開の寺宝が公開され、夜の特別拝観では庭園がライトアップされ、昼間とは全く異なる幻想的な雰囲気を味わうことができます。
この寺には宝物殿があり、花園天皇(はなぞのてんのう)や後西天皇(ごさいてんのう)の自筆の書面、郡上藩主の金森頼錦(かなもり よりかね)が寄付した和歌集などが所蔵されています。
〒501-4222
岐阜県郡上市八幡町島谷339
0575-65-2711
寺・神社
3月~11月 9:00~17:00
12月~2月 9:00~16:30
※7月30日の弁天祭ライトアップ、特別拝観は18:00~21:00
年中無休
※1月~2月中の降雪、積雪時はお問い合わせください
[てっ草園]大人 500円 小中学生 300円
※慈恩禅寺弁天際の7月30日(18:00~21:00)ライトアップ特別拝観料は、大人 800円 小中学生 500円
長良川鉄道 郡上八幡駅からタクシーで約3分
長良川鉄道 郡上八幡駅から白鳥交通バスで約3分、八幡愛宕町・慈恩禅寺前下車、徒歩すぐ
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