年間2千万人が訪れる日本屈指の観光地
「箱根」エリアの観光音声ガイド13選

箱根エリア紹介
TOURIST Guide編集部
楠本和央

箱根エリア紹介

はこね
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箱根エリアは神奈川県南西部のリゾート地。箱根山のカルデラ湖である芦ノ湖を抱え、その周囲をはじめ、大涌谷(おおわくだに)・仙石原(せんごくはら)・強羅(ごうら)・宮ノ下・箱根湯本など多くの温泉が湧き出ています。ゴルフ場、別荘、会員制リゾートホテルなども多く、日帰りから週末の滞在まで、気軽に行ける観光地として人気です。


芦ノ湖

A 芦ノ湖

仙石原温泉

B 仙石原温泉

強羅温泉

C 強羅温泉

宮ノ下温泉

D 宮ノ下温泉

大涌谷

E 大涌谷

旧街道石畳

F 旧街道石畳

畑宿寄木細工

G 畑宿寄木細工

箱根の各種美術館

H 箱根の各種美術館

大名行列

I 大名行列

スポット紹介

芦ノ湖

あしのこ

芦ノ湖
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芦ノ湖は箱根山のカルデラ湖で、神奈川県の西部に位置しています。芦ノ湖からは早川が流れ、小田原の早川港まで通じており、湖での釣り、川・渓流での釣り、港での釣りといったように、様々な釣りも楽しめます。芦ノ湖には、湖内の周遊船である「芦ノ湖遊覧船」と「箱根海賊船」が寄港するポイントがいくつかあり、湖尻・箱根園・元箱根・箱根町などを行き来しています。船に乗って芦ノ湖を移動することで、クルマの渋滞と無関係に、富士山を眺めながら優雅な時間を過ごすことができます。特に、湖畔の箱根神社の鳥居と、青い湖、白い雪をいただいた富士山とのコントラストは絶景で、箱根に来たら欠かせない観光スポットと言えるでしょう。湖尻近くからは箱根ロープウェイ、箱根園からは駒ケ岳ロープウェイがそれぞれ出ており、箱根山が織りなす景色を堪能できるのも、人気の理由です。

仙石原温泉

せんごくはらおんせん

仙石原温泉
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箱根の標高が高い地域に広がるのが仙石原。箱根の中では比較的平坦な土地柄のため、ゴルフ場もあり、こじんまりした民宿から高級ホテル、別荘に至るまで、様々な宿泊施設があるのも特徴です。特に、秋のすすきは見どころで、黄金色に輝く穂が風にそよぐ様は時が経つのを忘れてしまうほどです。箱根の温泉は、『箱根十七湯』とも呼ばれるほど泉種が豊富で、その中でもカルシウム硫酸塩泉として人気が高いのが仙石原温泉です。乾燥肌のかゆみを抑えてくれるだけでなく、石膏成分が肌の表面に付着することで肌触りもさらさらで、しっとりとした湯上りが楽しめます。仙石原には鉄道が通っていないため、マイカー移動の方以外は、バスなどを使うことになりますが、登山鉄道の強羅からケーブルカーやロープウェイ、バスなどを乗り継ぐことでアクセスできます。

強羅温泉

ごうらおんせん

強羅温泉
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強羅温泉は、箱根の山腹に広がる温泉郷です。登山鉄道の終着駅となっており、ここからケーブルカーやバスなどで、様々な箱根の観光スポットに移動できます。急な坂が多い地域なので、徒歩移動は大変ですが、一駅隣りには「彫刻の森美術館」もあるので、強羅を拠点に1日楽しむことが可能です。
温泉は5種類の泉質が楽しめるのが特徴で、特に、大涌谷(おおわくだに)から出る乳白色の温泉は人気が高く、この温泉を目当てに強羅に来るという人も多くいます。また毎年8月16日には、標高924mの明星ヶ岳(みょうじょうがたけ)で大文字焼き(だいもんじやき)が行われ、打ち上げ花火とともに「大」の字が明星ヶ岳に灯されるのは真夏の風物詩となっています。このほか、強羅から早川に降りると宮城野地域があり、そこの早川沿いに植えられた120本ほどのソメイヨシノも絶景です。

宮ノ下温泉

みやのしたおんせん

宮ノ下温泉
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箱根の中腹に位置する温泉地が宮ノ下です。歴史ある富士屋ホテルを中心に、高級会員制ホテルなどがある温泉郷で、ノスタルジックな雰囲気が漂っているのが特徴です。登山鉄道の宮ノ下駅を降りて、国道一号線に出ると、お店も数軒しかなく、こじんまりとした印象がありますが、近くに日帰り温泉もあるため、宿泊しない人でもゆったりと楽しめるようになっています。宮ノ下の温泉はナトリウム塩化物泉で、主成分が塩分なので塩辛く、体をよく温めてくれる温泉です。湯上り後は、その塩分が汗の急な蒸発を防いでくれるだけでなく、肌の乾燥を抑えてくれます。そのため、湯上りの温かさが長続きします。冷え性や乾燥肌の方に特におすすめです。

大涌谷

おおわくだに

大涌谷
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大涌谷(おおわくだに)は、標高1,409mの冠ヶ岳(かんむりがたけ)の北斜面に広がる噴煙が上がる地帯です。江戸時代には『地獄谷』や『大地獄(おおじごく)』と呼ばれていたほどで、今でも火山性ガスが出続けている観光スポット。一時期は噴火によって閉鎖されていましたが、現在は、厳しい監視のもと安全に観光できるようになっています。特に、温泉に含まれる硫黄と鉄分によって、卵の殻が黒くなった「黒たまご」は有名で、1個食べると7年寿命が延びるという触れ込みで、お土産や現地での食べ歩きでも人気です。ランチバイキングが出来るレストランも用意されており、カレーやお寿司、デザートなどをお腹いっぱいに食べられます。
また、一帯は箱根ジオパークの中心的な存在で、「大涌谷ジオサイト」として、各種展示も行われています。箱根ロープウェイを使えば、大涌谷の噴煙をはじめ、富士山、芦ノ湖などを見ることができ、大パノラマを堪能できます。

旧街道石畳

きゅうかいどういしだたみ

旧街道石畳
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東海道の箱根越えは難所のひとつでしたが、そこを江戸時代の初期に整備したものが旧街道の石畳として残っています。かつて、小田原から芦ノ湖畔までの四里、芦ノ湖から三島までの四里を『箱根八里』と呼び、人々はここを往来していました。実は、石畳になる前は周囲の山から切り出した竹を敷いていたそうですが、雨で腐ってしまい、毎年敷き替えするのが大変で、1680年に10kmあまりを石畳にしたということです。箱根湯本から芦ノ湖までの急坂の石畳は滑りやすいので、滑りにくい靴底の靴で一歩一歩確実に歩いていく必要があります。また、芦ノ湖畔の旧街道に400本以上並ぶ杉は、1618年の箱根宿設置と同時に植えられ、400年以上の歴史を持っている銘木です。

畑宿寄木細工

はたじゅくよせぎざいく

畑宿寄木細工
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箱根の寄木細工(よせぎざいく)は、江戸時代の末期に畑宿(はたじゅく)エリアで始まった工芸技術です。いろいろな木を組み合わせて幾何学的な模様を作り、木の箱に貼るなどしてその風合いを楽しむ工芸品です。畑宿は、箱根湯本と芦ノ湖の中間に位置する小さな集落ですが、畑宿寄木会館をはじめ、工房、体験施設、資料館などが軒を連ねています。お土産店では、普段から使えるお盆やコースター、箸、小物入れ、しおりなど、さまざまな寄木細工が売られており、いつでも旅の思い出にひたれるのが特徴です。また、体験施設では事前予約をしておけば、自分で寄木細工のコースターを作ることもでき、観光の思い出作りとしても人気が高いアトラクションになっています。このほか最近では、従来の貼りの寄木ではなく、無垢の寄木で作る技術も開発され、箱根駅伝の勝利カップとしても提供されています。

箱根の各種美術館

はこねのかくしゅびじゅつかん

箱根の各種美術館
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箱根には多くの美術館があることでも知られています。代表的なところでは、箱根美術館・彫刻の森美術館・POLA美術館・成川(なるかわ)美術館・岡田美術館・箱根ガラスの森美術館・箱根ラリック美術館などがあります。それぞれ魅力あふれる常設物以外に、随時特別展示を行っており、繰り返し訪れても飽きの来ない工夫がなされています。また、飲食店も併設されているので、落ち着いた時間を過ごしたい人にもおすすめの場所となっています。
このほか個性的なところでは、箱根湯本にある箱根北原おもちゃミュージアムの人気が高く、遠方から訪れる人も多いのが特徴です。展示物としては、ブリキのおもちゃやミニカー、レコードなど、他では見られないノスタルジックな雰囲気のミュージアムです。

大名行列

だいみょうぎょうれつ

大名行列
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箱根の大名行列は、箱根湯本温泉で毎年11月3日に開催されているイベントです。1935年(昭和10)年4月10日に開催された1回目からすでに60回以上行われており、実際に大名行列が通った旧東海道を450人近い隊列が練り歩きます。「下に下に」と、毛槍(けやり)を振りながら進む170名の大名行列本隊に続いて、箱根湯本温泉芸妓連110名の華やかな手踊り、小田原の北條鉄砲隊、箱根のマーチングバンド、在日米陸軍の軍楽隊(ぐんがくたい)など、見る者を飽きさせません。スタートは旧東海道沿いの湯本小学校で、ゴールは湯本富士屋ホテルの玄関前となっていて、随所で鉄砲隊によるアトラクションが行われます。事前の申請で一般参加もできるようになっており、着物を着つけてもらい、当時の姿で町内の県道、国道を歩くことができます。

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