現存する犬山城と生まれ変わった城下町
「犬山」エリアの観光音声ガイド

犬山エリア紹介
TOURIST Guide編集部
吉川雅子

犬山エリア紹介

いぬやま
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犬山城は、1537年に織田信長の叔父である織田信康が築城したもので、「日本100名城」にも選ばれています。木曽川沿いの標高80メートルほどの小高い山の上に築城されたお城で、川と山とお城という組み合わせは、日本のお城らしい姿を見せます。また、神社では縁結びで評判の三光稲荷神社が有名で、最近では「倍返し」になる「銭洗い池」なども話題になりました。また、城下町はその町並みが保存されており、電信柱をなくして電線などは地下を通しています。そのため、地上の通行がスムーズになり、観光客も年々増えています。町全体が活性化したことで、昼も見られる鵜飼や、一年中見られる犬山祭のからくり人形も好評です。夏には花火大会も行われ、木曽川に浮かべた船からも楽しめます。


三光稲荷神社

A 三光稲荷神社

犬山市文化史料館(城とまちミュージアム)

B 犬山市文化史料館(城とまちミュージアム)

旧堀部家住宅

C 旧堀部家住宅

城下町グルメ

D 城下町グルメ

どんでん館・犬山祭

E どんでん館・犬山祭

スポット紹介

三光稲荷神社

さんこういなりじんじゃ

三光稲荷神社
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三光稲荷神社(さんこういなりじんじゃ)は、犬山城がある城山の麓にある神社です。創建は1586年とも言われており、当初は犬山城内にありましたが、1964年に現在の場所に移築されました。江戸時代以降は犬山城主となった成瀬氏の守護神とされ、御祭神(ごさいじん)は宇迦御魂大神(うかのみたまのおおかみ)で、特に「縁結び」のご利益があるといわれ信仰されています。境内にはピンク色のハート形をした絵馬が鈴なりになっており、その先に真っ赤な鳥居が連なっています。その先には本殿がありますが、その手前に銭洗稲荷(ぜにあらいいなり)があり、お金を洗うことができます。その池がお金が何倍にもなって返ってくるという、倍返しの「銭洗い池」です。ただし手順が定めらており、まずろうそくを買い、社務所(しゃむしょ)で借りたざるを持ってろうそくの灯りを稲荷神社に捧げた後に、ざるにお金を入れて洗い清める、となっています。恋愛成就や商売繁盛は永遠のテーマであり、両方の信仰を集めているのが三光稲荷神社の特徴です。

犬山市文化史料館(城とまちミュージアム)

しろとまちみゅーじあむ

犬山市文化史料館(城とまちミュージアム)
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城とまちミュージアムは、犬山城と城下町をつなぐ資料や情報をまとめた施設です。犬山城の武家文化と、城下町の町人文化の両面を紹介しているミュージアムになっています。見どころは、江戸時代の城下町を再現した巨大なジオラマで、1840年頃に行われた犬山祭の様子を見る事ができます。旧犬山城主の成瀬家由来の美術工芸品も展示されています。犬山は、江戸時代とほぼ同じ区画のまま城と城下町が残っているのが特徴です。実際に犬山の町を歩いてみると、城下町の作りがよく分かります。たとえば路地が一直線でなく、鍵のように直角に曲がっているところがいくつかあります。これは、そこに木戸があった場所で、敵の侵入を阻むため意図的に道を二回直角に曲げて、いったんここで通行を改めていたことが分かります。また、町の中央に町人の住まい、その外側に武家屋敷という構成になっており、外部から攻められたときには町人も含めて守るというレイアウトになっていることが分かります。このミュージアムで犬山城や城下町の歴史を知り、その上で城下町を歩くと、当時の町民の生活などに思いを馳せることができるでしょう。

旧堀部家住宅

きゅうほりべけじゅうたく

旧堀部家住宅
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旧堀部家住宅は、犬山城の下町に唯一残る武家風の大規模な住宅です。建物は6棟構成になっており、2006年に国の登録有形文化財に指定されました。旧堀部家住宅は1883年に建てられたものですが、主屋の造りや建物の配置などに武家住宅の面影が残っています。また、作業小屋は養蚕に使われていたことが分かっています。堀部家は犬山藩主・成瀬家の家臣だったので、一般の民家とは異なり、前庭には飛び石や灯籠、鑑賞用の中庭も配置されています。商業で殺伐とした日々というのではなく、武家の品格ある生活が見て取れる造りです。また、塀を兼ねた渡り廊下が奥に向かって建てられており、その長さは22メートルにも及びます。長いひさしが出ているので、奥の土蔵などへ行くときの通路として使われていたようです。

城下町グルメ

じょうかまちぐるめ

城下町グルメ
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犬山城の城下町は、城下町らしいグルメでも人気のある町です。江戸時代からの庶民の味として親しまれているようなお茶やお団子のような、素朴なものがメインとなります。特におすすめなのは「五平餅」です。一般的に五平餅というと、大きな楕円のものを思い浮かべますが、店舗建物が国の登録有形文化財に指定されている「山田五平餅店」では、小さなお団子型の五平餅となっています。一口サイズのお団子になった五平餅が串に3つ刺さっており、食べやすく、旅行者が町歩きをしながら楽しめます。タレには隠し味として、胡麻やクルミ、ピーナッツなどが加えられています。また、醤油おこげ串の人気も高いです。これは、焼きおにぎりと奈良漬、焼きおにぎりと守口漬というように、交互に串に刺さっているものです。香ばしい醤油味と、漬け物とのバランスが絶妙です。このほか、わらび餅や、140年以上の歴史があるげんこつ飴など、懐かしい味のおやつが楽しめます。

どんでん館・犬山祭

どんでんかん・いぬやままつり

どんでん館・犬山祭
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どんでん館は、犬山祭(いぬやままつり)の車山(やま)を展示している施設です。「どんでん」というのは、車山を路上で方向転換させることを指しています。車山は高さ8メートル、重さは3トンほどの規模で、その精巧な造作をはじめ、漆や金箔など、細部をじっくりと見ることができます。犬山祭で繰り出す車山は13輌あり、夜に点灯される提灯(ちょうちん)は1輌に365個付けられています。一般的な山車(だし)とは異なり3階建てになっており、まさに「やま」のような迫力です。「どんでん」と呼ばれる方向転換は、男衆が「よいしょ!」の掛け声とともに、一斉に車山を持ち上げ、一気に狙った方向に回転させます。また犬山祭では、子どもが「金襦袢(きんじゅばん)」と呼ばれる犬山祭用の衣装を着こみ、車山に上がります。その名のとおり金糸の豪華な刺繍などが施されます。豪華絢爛な犬山祭の歴史をここで感じながら、城下町を歩いてみるのもまた一興です。

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