箱館奉行所
はこだてぶぎょうしょ
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2021年04月23日
TOURIST Guide編集部
吉川雅子
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箱館奉行所は江戸時代、ロシア軍艦の南下など外国の脅威が高まる中で、北方警備と開港後の対外折衝、いわゆる外交と防衛を兼ねた役割を担っていました。
1803年に初めて函館山の麓に設置しましたが、防衛上の理由などで1864年に五稜郭に新築移転しました。
しかし、箱館戦争で被災したあと解体されたので、建物はわずか7年の短命でした。
戦後、復元の機運が盛り上がり、残った資料や発掘調査など研究とパリのアンティークショップで見つかった奉行所外観の写真が再建の決め手になりました。
屋根瓦の枚数もわかるほどの鮮明さで、五稜郭完成から約140年の時を超えて2010年に同じ場所に、当時の三分の一の規模で甦ったのです。
江戸時代に倣って、木材は東北地方から調達し、建物の特徴である港を監視するための屋根中央から突き出した、高さ16.5メートルの太鼓櫓(たいこやぐら)も忠実に再現されています。
さらに72畳敷の大広間と奥の座敷は、外国要人との会談や接遇に使用するため、格式高い造りになっており、国益をかけた緊張感あふれる交渉シーンが想像できるスポットです。
スポット詳細情報
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〒040-0001
北海道函館市五稜郭町44-3
電話番号
0138-51-2864
スポット種類
歴史的建造物
開館時間
夏季(4月~10月)9:00~18:00、冬季(11月~3月)9:00~17:00
(1月2日~3日)9:00~15:00 最終入館は閉館時刻の15分前
定休日
12月31日・1月1日、ほか不定休
料金
大人 500円 小人(学生・生徒・児童) 250円
交通手段
市電 五稜郭公園前電停下車、徒歩18分
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