湯倉神社
ゆくらじんじゃ
温泉と医薬、お酒の神様
湯の川温泉の鎮守
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2021年04月23日
吉川雅子
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湯の川町は函館市東部にある道南を代表する温泉地の一つで、その守り神として崇められているのが湯倉神社(ゆくらじんじゃ)です。
言い伝えでは、室町時代中期、ある木こりが湯が湧き出しているのを見つけこれに浸かったところ、病気やケガに効いたので、お礼に小さな祠を祀ったのが湯の川温泉の始まりといいます。
その後、江戸時代初期に難病に苦しんでいた松前藩主(まつまえはんしゅ)が、神様のお告げを受けた母親の勧めで湯治を試すと病がすっかり回復。藩主は感謝を込めて社殿を改装、薬師如来像(やくしにょらいぞう)を安置したことで信仰を集めました。この時奉納した、吊るした太い綱で鳴らす鰐口(わにぐち)は、社宝として今も参拝者の祈りを受け止めています。
境内には狛犬ならぬ兎像が鎮座しています。神社の御祭神(ごさいじん)・大己貴神(おおなむちのかみ)と「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」の伝説に因み、神社創設360年目の2014年に設置されました。力強さがみなぎるこの像は「神兎(なでうさぎ)」と呼ばれ、お参りした後、願い事を託して撫でる参拝者も多いそうです。
兎の石像の奥には境内社として「豊受稲荷神社(ゆたかいなりじんじゃ)」が佇んでいます。7本の朱色の鳥居が、まっすぐに並び神秘的な雰囲気も漂わせています。
スポット詳細情報
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〒042-0932
北海道函館市湯川町2-28-1
電話番号
0138-57-8282
スポット種類
寺・神社
参拝時間
24時間可能
交通手段
市電 湯の川電停下車徒歩1分
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