具志川城跡
ぐしかわぐすく
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2019年07月08日
TOURIST Guide編集部
渋谷朋子
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沖縄本島最南端に位置する具志川城は、高さ約17メートルの崖の上に築かれ、三方を海に囲まれている点が特徴です。築城の年代は不明ですが、一説によると、久米島の具志川城の主が攻め滅ぼされた際にこの地に逃れ、同じ名前の城を築いた、と伝わっています。沖縄にはここと久米島に加え、うるま市にも具志川城という名の城跡があり、関連は定かではありませんが、いずれも海に面した崖に造られている点が共通しています。
一帯には石垣や城門、海へつながる「火吹き穴」などの遺構が残されており、石垣は修復工事により、既存の石と新たな石を組み合わせて積まれたものです。また、発掘調査では、13世紀から15世紀ごろの中国の陶磁器や、古い貨幣、牛や豚の骨などが見つかっていますが、土器は発見されていないことから、ここは住居を構えてひとが常時住むような場所ではなかったのでは、と考えられています。
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