小倉城
こくらじょう
小倉のシンボルの一つとなっている小倉城は、戦国時代の末期となる1569年(永禄12年)に、中国地方を拠点としていた毛利氏がこの地に城を築いたことが、その始まりと言われています。
その後、1602年(慶長7年)には関ケ原の戦いでの功績が讃えられる形で入国した細川忠興によって本格的な築城工事が開始され、工事の完成までには7年が要されたと言います。そして、天保8年(1837年)に起こった火事で城は全焼。
この2年後には城が再建されていますが、天守閣が再び築かれることはありませんでした。幕末期の1866年(慶応2年)には、小倉城は長州征伐に出兵した小倉藩の基地として利用されましたが、小倉藩の兵が撤退する際に火が放たれ、城は再び消滅したのです。
現在の天守閣が復原されたのは1959年(昭和34)年のことで、この時に「唐作りの天守」と呼ばれる勇壮な姿の天守閣が復活しました。
5階部分が4階よりも大きく造られていることが、その特徴です。
現在の小倉城は桜の名所として市民の憩いの場となっています。
城内には大手門、着見櫓など、往時の姿を伝える遺構が数多く残り、天守閣の中にも、小倉の城下町の姿を再現したジオラマなど、歴史を学ぶことができる資料が数多く展示されています。
〒803-0813
福岡県北九州市小倉北区城内2-1
093-582-2747
城・城跡、観光名所
[4月〜10月]9:00〜18:00、[11月〜3月]9:00〜17:00
※入館は30分前まで
無休
一般 350円、中学生・高校生 200円、小学生 100円
※小倉城庭園との2施設共通券あり
一般 560円、中学生・高校生 320円、小学生 160円
JR小倉駅より徒歩20分
※本ページに掲載の情報は掲載時点のものです。最新の情報と異なる場合がありますので、各スポットの最新情報は必ず各スポットのHPなどでご確認ください。