中江ノ島
なかえのしま
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2019年03月01日
TOURIST Guide編集部
吉川雅子
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平戸島(ひらどじま)と生月島(いきつきしま)の間、およそ2キロメートルほど先に小さな島、中江ノ島(なかえのしま)があります。長さ400メートル、幅50メートルの無人島で立ち入りは認められていません。禁教令の時代で1622年、国外追放処分を受けながらも密かに宣教を続けていた神父が、生月島で処刑されました。そして神父の活動を支えていた日本人信者とその家族も相次いで処刑され、その現場が中江ノ島でした。以来この島は、潜伏キリシタンにとって聖なる殉教の地として、崇拝の対象になりました。そしてキリスト教の特別な祭事に限って、信者による行事がこの島で行われます。上陸した信者は祈りをささげた後、断崖の割れ目から滴る水を聖なる水、聖水として汲んで持ち帰るもので「お水取り」と呼ばれています。水は祭壇に供えたり、洗礼や葬儀などの宗教行事に欠かせないもので信仰の拠り所の島です。殉教の聖地として崇拝の対象となっており「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する資産として世界遺産に登録されました。島の全景は生月大橋(いきつきおおはし)から眺めるのがベストだそうです。
スポット詳細情報
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〒859-5144
長崎県平戸市下中野町
スポット種類
世界遺産
公式HP
[ながさき旅ネット]www.nagasaki-tabinet.com
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