平戸オランダ商館
ひらどおらんだしょうかん
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2020年11月17日
TOURIST Guide編集部
吉川雅子
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平戸オランダ商館は、出島に移転する直前まで、日本に唯一置かれたオランダの貿易拠点で、建物は2011年に展示施設として復元されました。
1609年(慶長14年)にオランダ船が入港して以来、平戸は交易の街として栄えました。最初は土蔵付きの家屋を借り上げたものの、手狭となり、近辺の民家72戸を立ち退かせ事務所や倉庫を建設し、1639年に倉庫数棟を含む商館が完成したのです。
しかし喜びもつかの間、建物は直後に、幕府により取り壊されます。
理由は、建物にキリスト生誕につながる西暦の年号が記され、禁教令に背くという幕府の怒りを買ったもので、完成から二年後商館は出島に移転しました。
貿易の窓口を、出島に一本化する方針の幕府にとって、年号問題は格好の口実になったといえます。
忠実に復元された商館は、石造り三階建、背後の山と青空に美しく映えています。
展示物はどれも興味深く、特に航海で必要な地図、船の位置や速度を測る道具などその創意工夫に驚かされます。
平戸に咲いて散った、オランダ文化が蘇ったオランダ商館、大航海時代を覗く旅でもあります。
スポット詳細情報
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〒859-5102
長崎県平戸市大久保町2477
電話番号
0950-26-0636
スポット種類
ミュージアム、歴史的建造物
営業時間
8:30~17:30
定休日
毎年6月第三火水木曜日
料金
大人 310円 子供 210円
交通手段
・平戸大橋から車で10分
・平戸港交流広場から徒歩5分
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