カトリック宝亀教会
かとりっくほうききょうかい
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2020年11月13日
TOURIST Guide編集部
吉川雅子
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カトリック宝亀(ほうき)教会は、1898年(明治31年)に建てられた平戸では最も古い教会です。
キリスト教に改宗した五島列島出身の宮大工 柄本庄一(えもとしょういち)が、建設を手がけました。
正面からのデザインが独特です。
レンガの赤茶色と、漆喰の柱や窓枠などの白色がコントラストをなし、青空にも映える美しい外観です。
玄関上部にはヨセフとマリア像が左右に置かれ参拝者を迎えるように見おろしています。礼拝堂内部は蝙蝠屋根(こうもりやね)が鮮やかな曲線を描く空間に、ステンドグラスの光が差し込みます。
礼拝堂の左右には、教会には珍しく床まで届く窓があり、表のテラスとつながっています。
濡れ縁を思わせるようなデザインで、宮大工のセンスが持ち込まれているのかもしれません。
建設するとき、この地区の信徒全員が費用を工面しただけでなく作業にも従事していました。
しかし周囲には「外国人の神父に金をもらってキリスト教に改宗した」という、心ない噂が飛び交っていたそうです。
キリスト教との、真の共存が実現するまでにはまだまだ長い歳月が必要でした。
スポット詳細情報
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〒859-5366
長崎県平戸市宝亀町1170
電話番号
[平戸観光交流センター]0950-22-3060
スポット種類
教会
開館時間
9:00~17:00
定休日
無休
料金
無料
交通手段
平戸大橋から車で20分
西肥バスで宝亀宿下車徒歩5分
公式HP
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