カトリック山田教会
かとりっくやまだきょうかい
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2020年11月13日
TOURIST Guide編集部
吉川雅子
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カトリック山田教会は、1873年の禁教令廃止を受けて、生月島(いきつきしま)のかくれキリシタン信者らに呼びかけて建設が始まり、1912年(大正元年)に完成しました。
潜伏キリシタンは、仏教徒に見せかけて密かに信仰を続けていた信徒の総称ですが、禁教令が廃止されても名乗り出ず、教会にも復帰しなかった信者がかくれキリシタンです。
厳しい宗教弾圧のもとで頑なに信仰を守りながらも、仏教とも折り合いをつけた独自の信仰スタイルを確立しました。
そして禁教令廃止後もカトリック教会と距離を置き、今も継承されています。
しかし海外宣教師らの尽力で教会に復帰する信徒が徐々に増え、着工にこぎつけました。
設計は当時の教会建築設計の第一人者 鉄川与助(てつかわよすけ)です。
天に向かって尖った、直線的なゴシック様式に対して、半円形など曲線の要素を取り入れたロマネスク様式が特徴です。
また内部は翼を広げた姿に見える蝙蝠天井(こうもりてんじょう)と、それを支える柱が荘厳な教会堂の空間をつくり、珍しい蝶のステンドグラスが華やかさを添えています。
素朴な外観がのどかな景色に溶け込み、旅人を癒してくれそうです。
スポット詳細情報
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〒859-5704
長崎県平戸市生月町山田免440-2
電話番号
平戸観光交流センター 0950-22-3060
スポット種類
教会
内覧時間
9:00~17:00
定休日
無休
※行事等により見学不可な場合あり
拝観料・入場料
無料
交通手段
生月大橋から車で10分
山田農協前バス停から徒歩15分
公式HP
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