名勝依水園
めいしょう いすいえん
依水園は、前園と後園の2つの庭園からなる総面積3400坪の池泉回遊式庭園です。
前園は、庭園の入口を通ってすぐ右側にあり、江戸時代前期1670年代に奈良の高級麻織物・奈良晒を扱う商人、清須美道清が吉城川の側でお茶を楽しむため、別邸の三秀亭を移築したのが始まりです。かつてこのあたりは、豊かな吉城川の水脈を背景に、奈良晒の晒し場であったことからも、清須美道清との深い関係がうかがえます。
三秀亭は三秀という食事処となっており、前園を鑑賞しながら休憩とお食事ができます。
後園は、明治時代の1897年頃、奈良の実業家の関藤次郎が茶道裏千家の十二世又妙斎宗室の力を借り、茶の湯と詩歌の会を楽しむための庭園を作庭しました。
遠くの若草山・春日山奥山・御蓋山、近くの東大寺南大門を借景とする景色がのぞめます。
1939年には、奈良県出身の実業家・中村準策の所有となり、2つの庭園を合わせて整備しました。1969年には、中村家が収集した美術品を展示公開する寧楽美術館が併設されました。
〒630-8208
奈良県奈良市水門町74
0742-25-0781
庭園
9:30~16:30(入園は16:00まで)
※4,5月は9:30~17:00(入園は16:30まで)
毎週火曜日
※ただし、火曜日が祝日または休日の場合は開園、翌平日に休園。
庭園整備期間(12月末~1月中旬および9月下旬。公式HP参照)
一般 1200円 大学生 500円 中・高校生 500円 小中学生 300円
※寧楽美術館の入館含む
※土曜に限り、保護者同伴の小中学生は無料です。
近鉄奈良駅より徒歩約15分(東大寺西隣)
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