東大寺大仏殿金銅八角燈籠
とうだいじだいぶつでんこんどうはっかくとうろう
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2021年03月23日
TOURIST Guide編集部
西貴輝
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大仏殿の正面にある高さ約4.6メートルの燈籠が、東大寺八角燈籠です。この燈籠は奈良時代の創建当初からこの地にある大変貴重なもので、銅造としては日本最大かつ日本最古の燈籠として国宝指定されています。
奈良時代、聖武天皇の在位期間の729~749年を中心に栄えたのが天平文化です。天平文化は、中国の唐文化に強い影響を受けた国際色豊かな貴族文化です。当時の鎮護国家思想に基づく仏教興隆政策を背景に仏教美術の黄金時代をもたらしました。
8つの面を持つ燈籠の火を灯す空間を覆う火袋には、雲の中を駆ける獅子と笛や笙などの楽器を奏でる音声菩薩が、菱形格子の透かし地に浮き彫りされています。音声菩薩の柔らかな表情としなやかな体つき、天空になびく天衣は美しく、創建当時の天平文化による工芸の精華を現在に伝えています。
スポット詳細情報
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〒630-8211
奈良県奈良市雑司町406-1
電話番号
0742-22-5511
スポット種類
国宝
宗派
華厳宗
拝観・開館時間
7時30分〜17時30分(4⽉〜10⽉)・8時〜17時(11⽉〜3⽉)
休日・休館
無休・境内自由
拝観料・入場料
※燈籠は東大寺大仏殿の敷地内に設けられているため、大仏殿の拝観料が必要
入場料(大仏殿)
大人(中学生以上):600円 小学生:300円
共通券(ミュージアム・大仏殿)
大人(中学生以上)1000円 小学生 400円
交通手段
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「東大寺大仏殿・春日大社前」下車徒歩5分、または
近鉄奈良駅から徒歩約20分
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