東大寺中門
とうだいじちゅうもん
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2019年01月11日
TOURIST Guide編集部
西貴輝
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東大寺南大門を抜けた正面突き当たりに、朱と青緑のコントラストが美しい大仏殿の中門が見えます。
中門は、1716年頃の再建とされる入母屋造りの楼門で、両脇から回廊が伸び、西角の入堂口から金堂の大仏殿へ入堂することができます。
中門の左右には、仏を守護する四天王の内の二天像、持国天と兜跋毘沙門天が睨みをきかせています。
左手に宝塔、右手に鉾を持ち、西域風の甲冑を着けているのが兜跋毘沙門天です。兜跋毘沙門天の足元を見ると、左右に邪鬼を配置した地母神の掌の上に立っているのがわかります。
この像は、1200年以上前、中国の西域のある城が敵に包囲され滅ぼされる寸前、兜跋毘沙門天が地母神の手のひらに乗り出現し、城を危機から救ったという伝説に基づきます。
手に刀を持ち、足元に邪鬼を踏みつけるのは、持国天です。持国天は、仏教の宇宙観に説かれる神話的な霊山、須弥山の東中腹に住み、東方世界を守護する神とされます。
スポット詳細情報
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〒630-8587
奈良県奈良市雑司町406-1
スポット種類
重要文化財
宗派
華厳宗
休日・休館
無休・境内自由
拝観料
無料
交通手段
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
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