曽々木海岸
そそぎかいがん
輪島市の北東から珠洲市(すずし)との境目手前まで伸びている海岸が曽々木海岸(そそぎかいがん)です。打ち寄せる日本海の荒波で岩が浸食され続け、奇岩の造形美ともいうべき光景が海岸沿いに広がっています。その代表格が「窓岩(まどいわ)」です。海に突き出した岩のほぼ真ん中に、大きな穴が開いているのです。
源義経が弓を射って開けたと言いう説もありますが、大自然の力によるものでしょう。
穴はほぼ東西を向いて開いているので季節や角度によってその穴に夕日が納まる瞬間が見られカメラに手が伸びる場所の一つです。
この岩を北上すると見えてくるのが「垂水の滝(たるみのたき)」です。高さ30メートルの断崖から落下した水はそのまま海にそそぐという全国でも珍しい滝で、時折水が霧状になって広がりますが、冬は一転します。強風で落下するはずの水が吹き上げられ「吹上の滝(ふきあげのたき)」とも呼ばれています。
また強い風がもたらすのが海岸に広がる「波の花」です。
打ち寄せる波に含まれるプランクトンの成分が空気を吸い込み泡状になって広がる現象で、荒涼としたイメージの冬の日本海にも、見せ場があるということですね。
〒928-0206
石川県輪島市町野町曽々木
[曽々木観光協会] 0768-32-0408
自然
無休
無料
金沢駅東口から珠洲方面行特急バスで約3時間、すずなり館前バス停下車、町野方面行バスに乗り換え約50分、曽々木で下車、徒歩すぐ
[ほっと石川旅ねっと] https://www.hot-ishikawa.jp/spot/5708
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