總持寺祖院
そうじじそいん
總持寺祖院(そうじじそいん)は正式には大本山總持寺祖院(だいほんざんそうじじそいん)、あるいは諸嶽山總持寺(しょがくさんそうじじ)と言い、およそ700年前の1321年に曹洞宗の寺院として瑩山禅師(けいざんぜんじ)によって開かれました。
瑩山は曹洞宗(そうとうしゅう)の開祖 道元(どうげん)を崇拝するとともに、子弟を育成して、曹洞宗の普及に寄与しました。創建の翌年、瑩山は後醍醐天皇との問答でその力量を認められ、天皇は大本山總持寺として承認する裁可を下したのです。
これにより總持寺は発展しますが1898年(明治31年)の大火で寺院のほとんどが焼け落ちました。
その後に再建されたものの、1911年(明治44年)に大本山の機能が横浜・鶴見にある總持寺に移され、祖院、つまり別院(べついん)となりました。再建後の伽藍や宝物(ほうもつ)の多くが国や県の文化財に指定され、總持寺の変遷をたどることができます。
また瑩山の後継住職の峨山禅師(がさんぜんし)は、50キロメートルほど離れた羽咋市(はくいし)にある永光寺(ようこうじ)の住職を20年間兼ねていました。
このため、往復する峨山の到着を待ちながら読経(どきょう)をゆっくりと行う「粥了諷経の大悲真読(しゅくりょうふぎんのだいしんどく)」というお勤めが600年後の今も続いています。
〒927-2156
石川県輪島市門前町門前1-18甲
0768-42-0005
寺・神社
曹洞宗
8:00~17:00
無休
大人 400円 高校生 300円 中学生 200円 小学生 150円
北鉄奥能登バス門前行き門前下車、徒歩5分
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