抱返り渓谷
だきがえりけいこく
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2020年11月18日
TOURIST Guide編集部
渋谷朋子
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角館から北東方向、玉川中流沿いにあるのが抱返り渓谷です。渓流沿いにそそり立つ崖の道は、人がすれ違うとき、お互いを抱きかかえるように身を返さなければ通れなかったほど、狭く険しい山道でした。
その足場の悪さから、東北の耶馬渓と呼ばれています。青く澄み切った渓流を挟む崖は、人を寄せ付けない迫力と美しさが同居しています。
抱返り神社から遊歩道を出発し、ほどなく歩くと目に入るのが、真っ赤なつり橋「神の岩橋」です。
秋田県で最も古いつり橋で、1926年(大正15年)に完成しました。
背後の山と重って川面に美しく映えます。
さらに進むと、眼下の渓流が最も美しいと言われる誓願橋があります。
淵に渦巻く泡が、願(がん)をかけて寺で焚く、線香の煙のように見えるのが名前の由来です。
そして渓谷を代表するのが回顧の滝、落差30メートルからエメラルドブルーの水面に落下する景観に釘付けになり、何度も振り返って見たくなるからだそうです。
この遊歩道は、廃止された森林軌道跡で、切り出された杉の運搬に利用していました。
線路工事はさぞ大変だったに違いありません。
スポット詳細情報
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秋田県仙北市田沢湖卒田~角館町広久内
電話番号
仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」0187-54-2700
スポット種類
自然、観光名所
定休日
遊歩道は積雪のため11月下旬~4月まで通行止め
交通手段
JR角館駅より車で15分
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