田沢湖
たざわこ
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2020年11月19日
TOURIST Guide編集部
吉川雅子
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秋田県のほぼ中央部に位置する田沢湖は、周囲約20キロメートルの円形状で、水深423.4メートルという日本で一番深い湖です。太陽光は水中で遮られるため太陽の位置によって湖面の色が微妙に変化し、翡翠(ひすい)色や藍(あい)色など輝きが変化します。
深い湖が持つ、その神秘的な彩が魅力となり、日本のバイカル湖と呼ばれるようになりました。色の変化は遊覧船や貸しボートから楽しめます。
淡水魚の宝庫でしたが1940年(昭和15年)、湖水を農業用水と電源開発の両面で活用するため、上流に温泉を持つ玉川から水を引き込みました。しかし強度の酸性のため、酸に強いウグイを除いて魚類は絶滅しました。
戦後、水質を中和する努力が実りましたが、完全に回復しておらず、ウグイに加えコイやフナの生息にとどまっています。
湖の周囲には飲食店や宿泊施設が並び、観光客らを受け入れています。
湖畔には「たつこ像」という金色の女性像があります。永遠の美貌を求め、お告げに従い大量の水を飲んだところ龍の姿に変わり湖に沈んでしまったという伝説によるものです。
この像は、戦後日本を代表する彫刻家である舟越保武(ふなこしやすたけ)よって作られました。
スポット詳細情報
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秋田県仙北市
スポット種類
自然
交通手段
JR田沢湖駅からバスで15分
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