船岡山公園
ふなおかやまこうえん
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2019年02月26日
TOURIST Guide編集部
吉川雅子
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京を見下ろす船岡山に昭和6年に造られた船岡山公園は、子ども用の遊具や広場がある市民憩いの場。標高はおよそ112メートル。頂上の展望台からは、京都タワーを含む京都のまち並みを一望でき、夜景スポットとしても知られています。
この丘のような小さな山は、歴史上、重要な役割を果たしてきました。平安京をつくる際、船岡山を北の守護神 玄武と定め、ここから南に引いた朱雀大路を中心として東西対称にまちが作られたのです。平安中期になると、この地域は多くの皇族や庶民が葬られた墓地でした。現在でも山のふもとには「閻魔前町(えんままえちょう)」という地区があり、この地があの世と密接なつながりをもつ土地であったことがうかがえます。室町時代には、応仁の乱においてこの山の争奪戦が繰り広げられ、「応仁永正(えいしょう)戦跡」の石碑は、1511年に起こった船岡山合戦を今の世に伝えるものです。その後、豊臣秀吉によりこの山は大徳寺に譲られ、織田信長の霊地として崇められてきました。東側に立つ建勲神社(けんくんじんじゃ)は信長をご祭神に、息子の織田信忠(おだ のぶただ)が祀られています。
スポット詳細情報
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京都府京都市北区紫野北舟岡町42他
電話番号
[京都市 建設局北部みどり管理事務所]075-882-7019
スポット種類
公園・庭園、自然
料金
無料
交通手段
京都市バスで船岡山下車、徒歩4分、または千本北大路下車、徒歩6分
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