船岡温泉
ふなおかおんせん
船岡温泉は、大正12年に料理旅館「船岡楼」として創業しました。その後、昭和8年に日本初の電気風呂を導入し「特殊船岡温泉」となり、京都の銭湯好きはもちろん、観光客も足を運ぶ人気スポットです。
「船岡温泉」という名前ですが、お湯は天然温泉ではありません。この銭湯が人々を魅了するわけは、その建物にあります。まずはその門構え。一見して普通の町の銭湯には見えない、巨大な石垣に囲まれた重厚な玄関は、まだ料理旅館だった昭和3年に造られたものです。脱衣場の天井を飾る彫刻は、牛若丸と鞍馬天狗。この銭湯は鞍馬口通(くらまぐちどおり)に面しており、鞍馬天狗は牛若丸に剣術を教えたという伝説にちなんだ作品です。一方、洗面室や浴場の壁を彩るのは、希少なマジョリカタイル。100年近く経った今も色褪せていません。芸術ともいえるこれらの内装は、平成15年、国の有形文化財に登録されました。隣には、同じく文化遺産に指定された船岡温泉旧理髪店があり、側面の壁には昭和8年に「特殊舟岡温泉」と改称された時の名残がみられます。
〒603-8225
京都府京都市北区紫野南舟岡町82-1
075-441-3735
温泉地・温泉街、登録有形文化財
[月~土]15:00~25:00
[日]8:00~25:00
※新型コロナウイルス感染拡大防止の為、終了時間が23:30となっている場合があります。
大人 430円 小学生 150円 未就学児・乳幼児 60円
京都市バス206系統で千本鞍馬口下車、徒歩約5分
地下鉄烏丸線 鞍馬口駅から徒歩約20分
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