今宮神社
いまみやじんじゃ
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2019年02月26日
TOURIST Guide編集部
吉川雅子
keyboard_arrow_down
平安時代、京の都で疫病が蔓延。この紫野の地に祀る疫神を鎮めるために御霊会(ごりょうえ)が営まれたことにより、今宮神社が建てられました。以降、疫病鎮静の社として崇められてきましたが、戦国の世を経て一度は衰退。これを復興させたのが、桂昌院(けいしょういん)です。桂昌院は西陣の八百屋の娘で、のちに3代将軍 徳川家光の側室となり、5代将軍 徳川綱吉を産んだ女性。非常に信仰心が篤く、故郷の氏神である今宮神社の社殿の修復や、祭事のための鉾(ほこ)を寄贈するなど、再興に力を尽くしました。疫神を鎮め、無病息災(むびょうそくさい)を願う「やすらい祭」や「今宮祭(いまみやまつり)」が今に残るのは、祭の底流に民衆の疫神信仰があるからだといえます。
境内では、織物の神さまで技芸上達につながる織姫社や、登録有形文化財の絵馬舎のほか、手で撫でたあと、身体の悪いところをさすれば病気平癒のご利益があるという不思議な神占石「阿呆賢(あほかし)さん」などが見どころ。
参拝後のひと休みは、名物「あぶり餅」がおすすめです。東門の前には、創業が平安時代という日本最古の茶屋「一文字屋和助(いちもんじやわすけ)」と、1637年創業の「かざりや」が向かい合っています。今宮神社のすぐ南側には臨済宗の古刹、大徳寺があり、あわせてお参りするとよいでしょう。
スポット詳細情報
location_on
〒603-8243
京都府京都市北区紫野今宮町21
電話番号
075-491-0082
スポット種類
神社仏閣
参拝受付時間
9:00~17:00
定休日
無休
拝観料
無料
交通手段
京都市バス46系統で今宮神社前下車すぐ
※本ページに掲載の情報は掲載時点のものです。最新の情報と異なる場合がありますので、各スポットの最新情報は必ず各スポットのHPなどでご確認ください。