神光院
じんこういん
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2019年01月25日
TOURIST Guide編集部
吉川雅子
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神光院の創建は、鎌倉時代。上賀茂神社の神職が「霊光の照らした地に一宇(いちう)を建てよ」というご神託を受け、この地に上賀茂神社の建物を移築してお寺を建立しました。寺院でありながら「神」の名がつくのは、このご神託に由来します。ご本尊は、弘法大師像。平安時代に弘法大師 空海が42歳の厄除け修行を行った末、自らの姿を木に彫ったものです。 空海ゆかりの寺は、ほかに東寺(とうじ)、仁和寺(にんなじ)があり、京都にはこれら3つのお寺をお参りして厄除けを祈願する風習「京の三弘法(きょうのさんこうぼう)めぐり」があります。
また、野菜にまつわる行事が多い京都において、神光院は毎年7月に行われる「きゅうり封じ」が有名です。名前と数え年、病名を書いた半紙で包んだ「きゅうり」を水引で結び、祈祷を受け、身体の悪いところを撫でて庭に埋めると、きゅうりが土に還るころに病気が治ると信じられてきました。
緑豊かな境内にたたずむ「蓮月庵(れんげつあん)」は、幕末の歌人で陶芸家の大田垣蓮月(おおたがき れんげつ)が晩年を過ごした茶室。蓮月が自ら詠んだ和歌を自作の陶器に掘った「蓮月焼」は、京の土産物として大変評判になったといわれています。
スポット詳細情報
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〒603-8836
京都府京都市北区西賀茂神光院町120
電話番号
075-491-4375
スポット種類
寺・神社、国宝・重要文化財
宗派
真言宗
営業時間
6:30~17:00(受付時間は9:00~16:30)
定休日
無休
料金
無料
交通手段
京都市バスで神光院前下車、徒歩約3分
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