下鴨神社(賀茂御祖神社)
しもがもじんじゃ(かもみおやじんじゃ)
樹齢数百年の木々が生い茂る「糺の森(ただすのもり)」。神聖な森を貫く参道の先に悠然と構える下鴨神社は、もとは上賀茂神社とひとつの神社でした。詳しい創建はわかっていませんが、奈良時代より以前には、すでにある程度の規模のお社であったと考えられています。東と西に配置されたふたつの本殿は国宝。社殿もほとんどが重要文化財に指定されており、大半は江戸時代前期に建立、または再建されたものです。その内、特別公開されている「大炊殿(おおいどの)」は、ごはんや餅など穀物を使った神様へのお供えものを調理する台所で、伝統的なお供えの複製や調理器具などを展示。この種の社殿が今も残る神社は非常に珍しく、日本独自の食文化が垣間見える貴重な文化財です。
境内には縁結びの神さま、相生社(あいおいのやしろ)をはじめ、干支の守り神である言社(ことしゃ)、「みたらし社」としても知られる災難・厄除けの井上社(いのうえしゃ)など複数のお社があり、それぞれ篤い信仰を集めています。
なお、下鴨神社の名物はみたらし団子が有名ですが、一の鳥居の門前にある「さるや」では、明治初年まで葵祭りの折にお供えものとして出していた「申餅(さるもち)」を復元し、新たな名物として話題になっています。
〒606-0807
京都府京都市左京区下鴨泉川町59
075-781-0010
寺・神社、世界遺産、国宝・重要文化財、パワースポット
[下鴨神社]
1月~2月 6:30~17:30
3月~5月15日 6:00~18:00
5月16日~8月15日 5:30~18:00
8月16日~9月 6:00~18:00
10月1日~15日 6:00~17:30
10月16日~12月31日 6:30~17:00
[大炊殿・鴨社資料館秀穂舎]
10:00~16:00
無休
[大炊殿拝観]大人 500円 中学生以下 無料
京阪 出町柳駅から徒歩約12分
京都市バスで下鴨神社前下車、徒歩約6分
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