知恩院
ちおんいん
知恩院(ちおんいん)は、八坂神社近くにある浄土宗総本山で、開祖・法然(ほうねん)により1175年(承安(じょうあん)5年)に、この地で始めた布教活動が起源です。法然の教えは、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」の念仏を唱えれば、いかなる人間もすべて極楽に行けるという、衆生救済(しゅじょうきゅうさい)の思想で、武士や、相次ぐ戦乱による社会不安で困窮に苦しむ庶民に、幅広い信仰を集めました。
今では地元市民や信徒からは「ちおいんさん」という、親しみを込めた愛称で呼ばれています。
浄土宗の信徒でもあった徳川家康から三世代にかけて寺域の拡大・造営が行われ、現在の規模に至りました。
三門や法然上人像を安置する御影堂(みえいどう)は幅45メートルと巨大かつ豪華な造りで国宝に指定されています。
また境内上部には法然上人の遺骨が眠る廟(びょう)があります。伽藍(がらん)に感嘆する参拝者もここの静寂な空間では、静かに手を合わせる姿が見受けられます。
ところで知恩院には、七不思議の言い伝えがあります。
歩くと鶯の鳴き声のような音が出る廊下、大方丈入口に置かれた大杓子などで、ぜひ自分の目でご確認ください。
〒605-8686
京都市東山区林下町400
075-531-2111
寺・神社
開門 12,1,2月 6:00~ / 3,4,5,9,10,11月 5:30~ / 6,7,8月 5:00~
閉門 いずれも16:00
友禅苑 9:00~16:00
方丈庭園 9:00~15:50
無休
友禅苑 大人(高校生以上) 300円、小人(小中学生)150円
方丈庭園 大人(高校生以上) 400円、小人(小中学生)200円
地下鉄東西線『東山』駅下車 徒歩8分
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