旧遠山家民俗館
きゅうとおやまけみんぞくかん
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2020年11月06日
TOURIST Guide編集部
吉川雅子
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旧遠山家民俗館は、白川村の衣食住に関する資料が展示されている資料館です。建物は、1827年頃に能登の大工によって建てられた4層建ての合掌造り家屋で、完成から190年以上たった今も、屋内の柱は光沢を放ち、苔むした外観はしっとりとした素朴な印象を与える造りとなっています。
この遠山家に限らず、白川村は農耕のできる土地が少ないことから、次男や三男は分家として独立しにくい土地柄です。そのため、長男を頂点とした大家族形態の家族構成になり、その人数は一家族で20人を超えることもあるといわれています。最も面積が広い1階は生活空間となります。空間的な制約から次男や三男は結婚して嫁を迎えることができず、通い婚のような不自由さを強いられたうえ、子どもたちは内縁関係の女性の家で引き取って育てていくという、独特の暮らしぶりが続いていました。今でこそ、囲炉裏の回りに用意された座布団に座って、のんびりとした静かな時間を過ごせますが、当時の家の中は混沌としていたとも言われています。
スポット詳細情報
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〒501-5506
岐阜県大野郡白川村御母衣125
電話番号
05769-5-2062
スポット種類
国宝・重要文化財
営業時間
10:00~16:00
※ご見学の際はマスクの着用をお願いいたします
定休日
水曜(祝日の場合は前日)
料金
大人 300円 小人 150円
交通手段
JR高岡駅から加越能バスで約2時間、白川郷バスターミナル下車、車で約16分
公式HP
[白川郷観光協会]https://shirakawa-go.gr.jp/see/2338/
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