宝城院庚申塔
ほうじょういんこうしんとう
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2020年11月18日
TOURIST Guide編集部
大岡久仁
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この塔は、1736年、宝城院住職の賢宥法印と庚申信仰の人々によって建立されました。
庚申信仰とは、道教の三尸説をもとに密教や仏教など様々な宗教が複合された民間信仰です。
ところで三尸説とは、60日ごとにめぐってくる干支の庚申(こうしん)にあたる日の夜に、人の体内にいる三匹の虫が抜け出し、天の神にその人がしてきた罪を告げ、これを聞いた天の神がその分だけ寿命を縮めてしまうという信仰で、信者はこれを避けるため、夜を寝ずに会食し、話しながら過ごしました。
これを庚申講と呼び、庚申講の記念、また病魔・病鬼を払い除くために建てられたのが庚申塔とされており、全国各地に存在しています。
宝城院の庚申塔の表面中央には、邪鬼を踏みつけておさえている青面金剛菩薩、その下に庚申の干支にちなんだ「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿、青面金剛の左右の二人の童子と雌雄の鶏、さらに下段には四体の夜叉が見事に彫刻されており、これほど破損の少ない庚申塔は貴重なものであるとされ、1969年に千葉県有形文化財に指定されました。
スポット詳細情報
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〒279-0041
千葉県浦安市堀江4-14-1
電話番号
047-351-2382
スポット種類
登録有形文化財、寺・神社
宗派
真言宗
営業時間
6:00~16:00
定休日
無休
料金
無料
交通手段
東京メトロ 浦安駅から徒歩約7分
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