三内丸山遺跡
さんないまるやまいせき
三内丸山遺跡は、八甲田山を臨む、なだらかな丘陵地帯に広がる日本で最大規模の縄文遺跡です。
広さは42ヘクタール、東京ドームほぼ9個分です。1992年から本格的な発掘調査が行われ、1994年の遺跡保存の決定を受けて整備が始まりました。
発掘調査の結果、大規模な集落跡だったことを裏付ける様々な発見が相次ぎ、縄文文化の生活を知る貴重な遺跡であることがわかりました。
竪穴建物や掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)が並ぶ遺跡のほぼ中心に復元された大型竪穴建物は、長さ約32メートル、幅約10メートルもあり、集落での集会所や共同作業所などであったと推測されています。また建物を見下ろすように立つ、大型掘立柱建物(おおがたほったてばしらたてもの)と呼ばれる六本柱の建物は、等間隔に柱が並んでいます。さらに柱の周囲と底は腐敗を防ぐために焦がした痕跡も確認されました。約5900年~4200年前の縄文人が測量などの建築技術を持っていたことを意味する貴重な遺構です。
このように三内丸山遺跡では、これまでの調査で見つかった4万箱以上の出土品から採集・狩猟・漁労を主な生業として定住していた縄文人の大規模集落の様子がよくわかります。謎に包まれた太古のロマンに触れてみてはいかがでしょうか。
〒038-0031
青森県青森市大字三内字丸山305
017-766-8282
遺跡
9:00~17:00(入場は閉館の30分前)
※GW中と6月1日~9月30日は18:00まで開館
毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月30日~1月1日)
一般410円、高校生・大学生等200円、中学生以下無料
JR青森駅から市営バスまたはねぶたん号バスで約30~40分、三内丸山遺跡前下車、徒歩すぐ
JR新青森駅からねぶたん号バスで約15分、三内丸山遺跡前下車、徒歩すぐ
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