築地本願寺
つきじほんがんじ
浄土真宗本願寺派築地本願寺は、京都・西本願寺の別院として、江戸時代初期の1617年に、現在の東日本橋辺りに創建されました。
その後1657年、江戸時代の火災で最も被害が大きかったとされる明暦の大火で本堂が焼失しました。
再建にあたって、幕府から代替地として、現在の地を与えられますが、当時は、海上でした。そこで、大勢の門信徒の尽力によって埋め立て、土地を築き、本堂を建立したことから「築地」の地名になったと言われています。
現在の本堂は、関東大震災による被災の復興が行われ、1934年に完成しました。大理石などを用いて、インドの古代寺院を思わせる外観が特徴です。
本堂の内部は、伝統的な浄土真宗の様式ながら、パイプオルガンやステンドグラスが設けられ、西洋的な雰囲気も感じさせます。
寺院の敷地内にはカフェがあり、地元、築地場外市場の食材も取り入れた「18品の朝ごはん」が人気です。
18という品数は、阿弥陀如来が建てた48の願いのうち、「本当に安心できる世界に、いちのあるものすべてを平等に生まれさせたい」という18番目の願いを「本願(ほんがん)」として、浄土真宗で最も大切にしていることにちなんでいます。
本堂に参拝し、敷地を散策したあと、清々しい一日のスタートに、うれしい食事です。
また、築地本願寺では、どなたでも無料で参加できる法話会や仏教講座が開催されています。耳を傾けると日々の暮らしのヒントが見つかるかもしれません。
〒104-0045
東京都中央区築地3-15-1
03-3541-1131
寺・神社、国宝・重要文化財
浄土真宗本願寺派
6:00~16:00(夕方のお勤め終了後)
無休
施設、行事により異なる
東京メトロ・日比谷線 築地駅出口1直結
※本ページに掲載の情報は掲載時点のものです。最新の情報と異なる場合がありますので、各スポットの最新情報は必ず各スポットのHPなどでご確認ください。