瑞巌寺(松島青龍山瑞巌円福禅寺)
ずいがんじ(まつしませいりゅうさんずいがんえんぷくぜんじ)

瑞巌寺(ずいがんじ)は、日本三景の一つ宮城県の「松島」にある寺院で、828年に比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)の3代目座主(ざす)である慈覚大師 円仁(じかくだいし えんにん)が天皇の命を受けて建立し、延暦寺と肩を並べる寺院という意味を込めて延福寺と命名され、その後、「臨済宗円福寺(りんざいしゅうえんぷくじ)」という名称に変更されました。伊達政宗(だてまさむね)公みずから4年の歳月をかけ、心血を注いで完成させたことでも知られています。建物には紀州熊野の山から取り寄せた用材(ようざい)を使い、桃山様式を取り入れ、名工130人が招き寄せられました。江戸時代には松尾芭蕉(まつおばしょう)が参詣したため、毎年11月には「芭蕉祭(ばしょうさい)」が開かれています。また大晦日には火事などの防災を祈願し、住職代理の僧侶が鈴を振って歩く「火鈴巡行(こうりんじゅんこう)」が行われています。境内には伊達政宗が直接手で植えたといわれる梅の木があり、本堂と廊下、庫裏(くり)は国宝に、御成門(おなりもん)・中門・太鼓塀(たいこべい)は国の重要文化財に指定されています。欄間(らんま)に彫られている「紅葉に鹿」「鶴の巣籠り(つるのすごもり)」などの彫刻も必見です。
〒981-0213
宮城県宮城郡松島町松島町内91

022-354-2023
寺・神社、国宝・重要文化財
臨済宗
1月、12月 8:30~15:30
2月、11月 8:30~16:00
3月、10月 8:30~16:30
4月〜9月 8:30~17:00
無休
大人 700円 小人 400円
JR松島海岸駅から徒歩10分
JR松島駅から徒歩25分
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