圓徳院
えんとくいん
圓徳院は、豊臣秀吉の妻 北政所ねねが晩年の19年間を過ごした地です。ねねが秀吉との思い出の多い伏見城の化粧御殿とその庭園を移築し移り住みました。それ以来、大名・禅僧・茶人・歌人・画家・陶芸家等多くの文化人が、北政所を慕って訪れたと伝えられています。ねねはこの地から秀吉の菩提寺として建立した高台寺に通いました。そして、ねねが亡くなった後に高台寺の塔頭寺院「圓徳院」となります。
現在の圓徳院は、豊臣秀吉の出世守本尊である「三面大黒天」を祀る祠がある寺院として知られています。三面大黒天とは、顔が三面ある三天合体の像で、正面が大黒天、右側に毘沙門天、左側が弁財天になっており、身体は大黒天様です。そのため、三倍の御利益があり出世にも大変な効果があるということで若い頃から秀吉がお祀りされていたそうです。
伏見城から移した庭園は北庭と呼ばれ、移築後に小堀遠州が整えたもので、北書院から眺めることができます。巨石を多く配置した珍しい造りの枯山水庭園で、桃山時代の代表的な庭園として当時の原型をそのままに留めています。
〒605-0825
京都市東山区高台寺下河原町530
075-525-0101
寺・神社
臨済宗建仁寺派
10:00~17:00
無休
一般 500円 中高校生 200円 小学生以下 無料(要保護者同伴)
京阪電鉄 祇園四条駅から徒歩約15分
阪急電鉄 河原町駅から徒歩約20分
JR京都駅から市営バスで約19分、東山安井下車、 徒歩約7分
阪急電鉄 河原町駅、京阪電鉄 祇園四条駅から市営バスまたは京阪バスで約2分、東山安井下車、徒歩7分
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