くいだおれ太郎
大阪観光の見どころ、道頓堀でお出迎えしてくれる看板人形「くいだおれ太郎」。もともとは飲食店「くいだおれ」の看板息子として活躍していました。
戦後間もない頃の焦土に戦後復興を掲げ「くいだおれ」食堂を創業した山田六郎(やまだろくろう)氏が、子供たちに喜んでもらう、道頓堀を元気にするという意味を込めて道頓堀の文化でもある「文楽(ぶんらく)人形」をモチーフにした看板を作ることを思いつき、谷崎潤一郎の小説『蓼喰ふ虫(たでくうむし)』のモチーフにもなった淡路人形浄瑠璃(じょうるり)の頭を作る職人二代目 由良亀(ゆらがめ)が、文楽人形浄瑠璃の職人として転職したばかりの時に、アルバイトで制作しました。くいだおれは今でいうファミレスの走りであり、くいだおれ太郎は動くマスコット看板の元祖でもありました。くいだおれ太郎を家族として大切にした山田六郎は支店を増やすことも人形を増産することも禁止したと言われています。阪神タイガースの優勝時に道頓堀に投げ込まれそうになり、『わて泳げまへんねん』と先手を打つなど、大阪らしいユーモラスな話題も提供してきました。くいだおれが閉店した今でも、中座くいだおれビルで大阪の街を見守っています。休日は写真撮影に行列ができるほどですが、危機を何度も乗り越えたこの人形のご利益にあやかってぜひ記念撮影をしたいものです。
〒542-0071
大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-21
ランドマーク
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JP 難波駅から徒歩約9分
[中座くいだおれビル]http://nakaza-cuidaore.com/
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