宝蔵院流槍術 顕彰碑
ほうぞういんりゅうそうじゅつ けんしょうひ
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2019年01月31日
TOURIST Guide編集部
渋谷朋子
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宝蔵院流槍術(ほうぞういんりゅうそうじゅつ)は、約460年前に興福寺の子院、宝蔵院の僧・覚禅房胤栄(かくぜんぼういんえい)が創始した、奈良発祥の武道です。覚禅房胤栄は宝蔵院に住み、
武芸を好み槍の修練に努め、猿沢池に浮かぶ三日月を突き鎌(十文字)槍を工夫し、ついに摩利支天の化身から奥儀を授けられ、宝蔵院流槍術を創めました。さらに、柳生但馬守宗厳と共に上泉伊勢守秀綱から刀術を学び宝蔵院流槍術を大成させました。
その槍術は、日本有数の槍術流派の基礎を築きました。宝蔵院は、明治元年の1868年頃より始まった仏教文化の破壊運動「廃仏毀釈」により取り壊され、敷地は後に奈良国立博物館の構内となりました。徹底した廃仏毀釈の対象は宝蔵院だけではなく、興福寺にも及びました。興福寺の経典が包装紙に使われ、五重塔は25円で売りに出されたというのは驚きです。その跡地には、宝蔵院の井戸枠と伝わる石組と、宝蔵院流槍術発祥地を顕彰する宝蔵院流槍術顕彰碑が残されています。
スポット詳細情報
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〒630-8213
奈良県奈良市登大路町50
スポット種類
観光名所
定休日
無休
料金
無料
交通手段
近鉄 奈良駅から徒歩約15分
JR奈良駅、近鉄 奈良駅から市内循環バスで約8分、氷室神社・国立博物館下車、徒歩すぐ
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