興福寺 南円堂
こうふくじ なんえんどう
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2019年03月05日
TOURIST Guide編集部
渋谷朋子
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南円堂は、平安時代初期の813年に、藤原冬嗣(ふじわらのふゆつぐ)が父の内麻呂の冥福を祈り建立した、朱色の美しい八角堂です。
現在の建物は創建以来4度目の建物で、1789年に再建されたものです。
平安時代中期に、貴族である藤原氏の栄華は頂点に達し、藤原時代とも呼ばれました。その祖が藤原内麻呂(ふじわらのうちまろ)であり、南円堂は興福寺の中でも特殊な位置を占めます。
鹿皮(しかがわ)を身にまとう本尊の不空羂索観音菩薩像(ふくうけんさくかんのんぼさつぞう)は、藤原氏の氏神である春日大社の神使が鹿であることから、特に藤原氏の信仰を集めました。
堂内は普段非公開ですが、毎年10月17日の特別開扉の期間に拝観することができます。南円堂前には奈良の優れた八つの景色、南都八景(なんとはっけい)の一つ、藤原氏を象徴する藤棚があり、毎年4月下旬~5月上旬頃に美しい花を咲かせます。
南円堂の南には、鐘楼(しょうろう)が設置され、朝6時・正午・午後6時に、古都に風情ある鐘の音を響かせます。
スポット詳細情報
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〒630-8213
奈良県奈良市登大路町48
電話番号
0742-22-7755
スポット種類
世界遺産、国宝・重要文化財、寺・神社
宗派
法相宗
営業時間
[特別開扉]9:00~17:00
定休日
無休
料金
無料
[特別開扉]有料(HP参照)
交通手段
近鉄 奈良駅から徒歩約5分
JR奈良駅から市内循環バスで約7分、県庁前下車、徒歩すぐ
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