久山田水源地
ひさやまだすいげんち
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2018年08月29日
TOURIST Guide編集部
吉川雅子
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久山田水源地(ひさやまだすいげんち)は1924年に竣工した、今でも現役の石積みのダムです。人口増加による慢性的な水不足を解決するために造られました。総事業費130万円のうち100万円を尾道の実業家である山口玄洞(やまぐちげんどう)氏の私財で賄っており、山口氏はこの功績により後に尾道の名誉市民の称号が与えられました。仏教への信仰が篤かった山口氏は、喜捨の心(きしゃのこころ)で100万円を寄付しました。晴れてダムが完成し、市の方から『胸像を作らせてほしい』と申し出たところ、『そのようなもの欲しさの寄付では無い』と一喝されたといいます。
毎年、梅雨入り前にダムの周辺で「水神祭(すいじんさい)」と呼ばれる祭りが開かれ、山口氏へ感謝の意を表しつつ、今年も水枯れが起きないようにと祈りが捧げられています。2004年には登録有形文化財に指定されました。
スポット詳細情報
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〒722-0021
広島県尾道市久山田町
電話番号
[尾道市水道局]0848-37-8700
スポット種類
登録有形文化財
料金
無料
交通手段
JR尾道駅から車で約15分
JR尾道駅からおのみちバスで約25分、久山田水源地下車、徒歩すぐ
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