金剛證寺
こんごうしょうじ
神宮の鬼門を山深くから守り続ける
伊勢参りに欠かせなかった神仏習合の寺院
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2023年08月30日
TOURIST Guide編集部
西貴輝
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朝熊山(あさまやま)の頂上近くに佇み、伊勢神宮の鬼門 北東を守るとされる金剛證寺(こんごうしょうじ)。始まりは古く、6世紀とも言われ、平安時代には弘法大師が修行をしたと伝えられています。民謡 伊勢音頭では「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と唄われ、この寺が伊勢参りに欠かせぬ存在だったことがうかがえます。
1609年に再建された寄棟造(よせむねづくり)の本堂は、1920年に重要文化財の指定を国から受けました。本尊の福威智満虚空蔵大菩薩(ふくいちまんこくうぞうだいぼさつ)は秘仏で、20年に一度、式年遷宮の翌年にだけ開帳されます。人々に知恵を授けるという本尊の奥には、天照大御神(あまてらすおおみかみ)も祀られている、神仏習合の寺院です。
境内にある奥之院に向かう道の両側には、最大で8メートルもの卒塔婆が無数に並ぶ、よそでは見られない光景が。これは、宗派を問わず故人の供養のために卒塔婆をたてる、岳参り(たけまいり)という伊勢ならではの風習によるものです。
スポット詳細情報
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〒516-0021
三重県伊勢市朝熊町548
電話番号
0596-22-1710
スポット種類
寺・神社、歴史的建造物、国宝・重要文化財
宗派
臨済宗
参拝時間
境内自由(本堂参拝 9:00〜15:45)
定休日
無休
参拝料
無料
交通手段
近畿日本鉄道 五十鈴川駅から参宮バスで約25分、金剛證寺バス停で下車すぐ(土日祝日、8月13日~8月15日、12月30日~1月4日のみ運行)
近畿日本鉄道 五十鈴川駅からタクシーで約20分
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