福石観音 清岩寺
ふくいしかんのん せいがんじ
行基が開いた古刹
平戸八景の羅漢窟や弘法大師の坐禅岩
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2021年09月15日
TOURIST Guide編集部
西貴輝
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福石観音清岩寺は、行基が開基し、弘法大師が建立したと伝わる真言宗の古刹です。岩肌に張りつくように作られた本堂は、江戸時代後期に平戸藩主の松浦静山が再建したもの。ここに、行基が彫ったという、高さ約2メートルの十一面観世音菩薩が祀られており、春と秋のお彼岸と、8月の「四萬六千日祭」に一般公開されます。ちなみに、この「四萬六千日祭」は、祭りの期間中に1日参拝すれば、46,000日参拝した分の功徳があると信じられています。
大きな見所は、弘法大師が裏手の岩窟に安置したという五百羅漢。ただ、この場所は、戦時中に空襲で焼け出された人たちの仮住まいとなったため、石像のほとんどは失われました。羅漢窟と呼ばれるこの幅が広い海食洞は、佐世保の景勝地「平戸八景」のひとつです。
境内にはほかに、弘法大師が瞑想したといわれる坐禅岩や、不動明王もお祀りされています。また、「二十三夜」と記された石碑は、旧暦23日の月待行事に由来するもの。二十三夜の月は勢至菩薩の化身といわれ、智恵の光をもって人々を苦しみから救うと信じられており、安産祈願の対象でもありました。
スポット詳細情報
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〒857-0854
長崎県佐世保市福石町24-5
電話番号
0956-31-8372
スポット種類
寺・神社
宗派
真言宗智山派
拝観料金
無料
交通手段
JR佐世保駅前から西肥バス[大宮方面または黒髪行きなど]で2分、福石観音前下車、徒歩約5分
佐世保駅から徒歩約16分
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