黒島
くろしま
黒島は、人口が400人に満たない小さな島です。島内には公共の交通機関がなく、信号機もありません。
元々、島の北側にある黒島港付近の本村(ほんむら)地区には、仏教徒の集落がありました。そこへ、江戸時代後期にキリスト教徒が南側の崖から上陸し、隠れるように家を建て始めたのです。彼らは「潜伏キリシタン」と呼ばれ、仏教徒を装いながら信仰を続けました。今日(こんにち)にいたるまでその子孫が住み、島民の8割はカトリックの信者です。
島には曹洞宗の興禅寺(こうぜんじ)や黒嶋神社があり、小さな島で日本と異国の宗教が長く共存してきた歴史をもちます。
島では、黒島天主堂をはじめとする、潜伏キリシタンの史跡が大きな見所。また、蕨(わらべ)展望所は、長崎鼻の断崖と大海原が見渡せる、島一番の景勝地です。
あんこを包んで蒸した「ふくれまんじゅう」や、にがりの代わりに海水を使って固める黒島豆腐は、ぜひ試したい島の味。
港に近い観光案内所「黒島ウェルカムハウス」では、郷土料理の手作り体験の案内や、ガイドツアー、電動アシスト自転車・電動バイクの有料貸し出しを行っています。黒島観光の拠点としてぜひご利用ください。
〒857-3271
長崎県佐世保市黒島町8-4
[NPO法人黒島観光協会]0956-56-2311(8:30~17:00・不定休)
観光地(島) 世界遺産 歴史的建造物 教会 自然
店舗・施設により異なる
店舗・施設により異なる
店舗・施設により異なる
JR佐世保駅から松浦鉄道で約30分、相浦駅下車。
またはJR佐世保駅前から西肥バス[相浦桟橋行き]で約30分、相浦下車
相浦港から黒島まで「フェリーくろしま」(黒島旅客船)で50分
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