南京町(神戸中華街)
なんきんまち(こうべちゅうかがい)
戦後の闇市、歓楽街から一転
国内外から愛される一大観光スポットへ
南京町は、横浜、長崎に並ぶ中華街のひとつです。南京町という名前は、正式な地名ではなく商店街の名称です。これは、昔の日本人が中国の人や物を「なんきん」と呼んでいたことに由来します。
南京町の始まりは、港が開いた1868年。外国人居留地の周辺で、中国人や日本人が飲食、衣料、理髪など様々な商売を行い、活気ある商店街を築いていきました。太平洋戦争に入ると、神戸大空襲で元町一帯は全焼。戦後は外国人向けの歓楽街に変貌し、治安が悪化しました。南京町を中華街として甦らせる計画が立ち上がったのは、1970年代半ばのことです。この再開発により、楼門やあずまや、石畳みの道など、中華風の景観が造られていきました。
1995年の阪神・淡路大震災で町は再び大きな被害を受けましたが、電気やガスが機能しない中、店の外で温かい食べ物を提供し、被災者に大変喜ばれました。現在、店の前にあるテイクアウトは、当時の炊き出しがきっかけだったのです。
今日の南京町は、旧暦の正月を祝う「春節祭」など、中国の伝統行事もすっかり定着。人々に愛される一大観光地となっています。
〒650-0023
[南京町商店街振興組合]兵庫県神戸市中央区栄町通1-3-18
[南京町商店街振興組合] 078-332-2896(平日11:00〜17:00)
商業施設・商店街・飲食街 観光名所 ランドマーク
店舗・施設により異なる
店舗・施設により異なる
店舗・施設により異なる
JR・阪神 元町駅より徒歩約5分
阪急 神戸三宮駅より徒歩約10分
神戸市営地下鉄[海岸線] 旧居留地・大丸前駅より徒歩約2分
JR新神戸駅(新幹線)からタクシーで約10分
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