犬島
いぬじま
近代化の代償を負の遺産で終わらせない
アートプロジェクトで再生した犬島
岡山県の南東に浮かぶ、人口50人に満たない小さな島、犬島。名前の由来は諸説ありますが、島の山頂に犬がうずくまったように見える巨大な石があったことから、犬石がある島―「犬島」になったという言い伝えがあります。
奈良時代から戦国時代にかけては、瀬戸内海きっての海賊の拠点として恐れられていたこの犬島は、江戸時代になると、「犬島みかげ」と呼ばれる花崗岩が採れることから、採石が盛んに行われるようになりました。
このため、島本来の地形は跡形もなく変わったといわれています。
明治に入ると採石業に続く製錬業で、近代産業の波に乗ったものの、やがてそれも著しく衰退。時を経た2008年、ベネッセコーポレーションによる「犬島アートプロジェクト」が起動し、犬島精錬所が美術館として生まれ変わりました。
また、過疎化し続ける集落の空き家を丸ごと利用した「家プロジェクト」も生まれ、現代アートの島として再生の道を歩み始めています。
〒704-8153
岡山県岡山市東区犬島
[岡山市東区役所総務・地域振興課]086-944-5038
観光地(島)ミュージアム モニュメント
施設により異なる
施設により異なる
施設により異なる
・JR岡山駅東口から両備バスで36~50分、西大寺バスセンター下車。両備バス[東宝伝行]に乗り換え30~40分、西宝伝下車。宝伝港(船乗り場)まで徒歩3分。定期船「あけぼの丸」で犬島まで約7分
・JR赤穂線西大寺駅から両備バス[東宝伝行]で30~40分、西宝伝下車。宝伝港(船乗り場)まで徒歩3分。定期船「あけぼの丸」で犬島まで約7分
※本ページに掲載の情報は掲載時点のものです。最新の情報と異なる場合がありますので、各スポットの最新情報は必ず各スポットのHPなどでご確認ください。