最上稲荷(最上稲荷山妙教寺)
さいじょういなり(さいじょういなりさん みょうきょうじ)
ベンガラ色の大鳥居が構える仏教寺院
縁切りと縁むすびの神さま
最上尊の霊地・龍王山など見所豊富
最上稲荷の正式名称は、最上稲荷山妙教寺。江戸時代に入るまでは龍王山神宮寺といい、その創建は奈良時代まで遡る古刹です。
ここは仏教系でありながら、大鳥居や神社建築の本殿を構える珍しい寺院。「神仏習合」と呼ばれるこの形は、明治の神仏分離令でほとんど失われましたが、それまでの日本ではごく一般的な様式でした。
ご本尊は、最上位経王大菩薩(さいじょういきょうおうだいぼさつ)。通常、白狐に乗った女神の姿で描かれます。参拝にあたり特に作法は設けられていませんが、神社のように拍手(かしわで)は打たず、多くの方が手を合わせて静かにお参りされます。
境内の見所は、石造りの仁王門や江戸時代中期に再建された旧本殿。「縁の末社(えんのまっしゃ)」は、良縁を結ぶために悪縁を絶つべく、縁切りと縁結びの両方の神様が祀られています。
また、背後の龍王山を登れば、日蓮宗で唱える「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」の7文字が刻まれた題目岩(だいもくいわ)や、報恩大師(ほうおんだいし)が修行をしたという霊地・八畳岩(はちじょういわ)が続き、山全体が神聖な空気に包まれています。
〒701-1331
岡山県岡山市北区高松稲荷712
岡山県岡山市北区高松稲荷712
寺・神社 登録有形文化財 岡山市重要文化財 パワースポット
自由
・JR岡山駅から運動公園口(西口)より約15km、タクシーで20分
・JR桃太郎線 備中高松駅から約2km、タクシーで5分
・岡山自動車道 岡山総社ICより約5km、車で10分
※本ページに掲載の情報は掲載時点のものです。最新の情報と異なる場合がありますので、各スポットの最新情報は必ず各スポットのHPなどでご確認ください。