岡山城
おかやまじょう
「烏城」の異名をもつ漆黒の名城
関ケ原合戦以前に造られた貴重な遺構
岡山城は、戦国の世が終わりを迎えた時期の1597年、宇喜多秀家によって造られた城です。
天守閣の特徴は、不等辺五角形の天守台。1階は五角形で、これが上階にいくにつれて徐々に四角形に修正されているため、角度によっては変化に富んだ姿が非常にユニークな外観となっています。
また、黒塗りの下見板(したみいた)を張った外壁は大変美しく、今も「烏城(うじょう)」の別名で親しまれています。
注目すべき点は、その石垣です。
宇喜多、小早川、池田と城主が変わる中で、時代も戦国から江戸へ移行。このため、時代ごとに石垣の積み方に大きな違いが表れ、石垣造りの技術的な進化がよく見てとれます。
関ケ原合戦以前に造られたこの貴重な漆黒の天守も、第二次世界大戦では米軍の空襲により、焼失してしまいました。
現在の天守は、1966年に鉄筋コンクリートで復元したものです。現存する建造物は、江戸時代初期に建てられた月見櫓と、西の丸西手櫓のみとなっています。
〒700-0823
岡山県岡山市北区丸の内2-3-1
086-225-2096
城・城跡、ランドマーク、観光名所、歴史的建造物、国宝・重要文化財
9:00~17:30(入館は17:00まで)
※灯源郷イベント開催時期は時間延長
改修工事のため、営業は令和3年5月31日までとなります。
リニューアルオープンは令和4年11月頃となります。
12月29日~31日
[常設展期間]大人 320円 小中学生 130円
[展示入替期間]大人 160円 小中学生 65円
※後楽園・林原美術館の共通券あり(HP参照)
JR岡山駅から岡電バスまたは両備バスで8~12分、いずれも県庁前下車、徒歩5分
JR岡山駅前から路面電車[東山行き]で5分、城下駅下車、徒歩10分
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