野﨑家塩業歴史館・旧野﨑家住宅
のざきけえんぎょうれきしかん・きゅうのざきけじゅうたく
「塩田王」野﨑武左衛門の屋敷
意匠をこらした江戸後期の庄屋建築
旧野﨑家住宅は、江戸時代後期に塩の製造で財をなし、「塩田王(えんでんおう)」と呼ばれた野﨑武左衛門(のざき ぶざえもん)の屋敷です。
広大な敷地には、風格ある長屋門(ながやもん)にはじまり、主屋(おもや)、表書院のほか、なまこ壁の土蔵が立ち並び、枯山水の庭園が四季折々の表情を見せます。
見所は、欄干や建具、材木の細かい意匠。とりわけ、中座敷から向座敷(むこうざしき)まで連続する9つの座敷は圧巻です。
また、一部の蔵は展示館となっており、塩作りの歴史や実物の道具を展示。映像でもわかりやすく紹介しています。
このように、ひとつの敷地に各建物が当時のまま残っていること、さらに、実際に使われていた生活道具や従業員用の食堂などから、当時の裕福な庄屋の全体像をうかがい知ることができます。
なお、毎年春になると、野﨑家に代々伝わる大型の雛人形や雛道具を一般に公開。絢爛豪華な雛壇は、日本の伝統文化に触れる貴重な機会となっています。
ちなみに、野﨑家が立ち上げた製塩会社は現在も操業中。日本の塩の15%以上を作り、ご家庭の食卓でも必ず使われているような大手製塩会社のひとつとして、伝統を守り、質の高い塩を作り続けています。
〒711-0913
岡山県倉敷市児島味野1-11-19
086-472-2001
観光名所、歴史的建造物、国宝・重要文化財
9:00~16:30(17:00閉門)
毎週月曜日(祝日であれば、その翌日)
年末年始(12月25日~1月1日)
大人(高校生以上) 500円 小中学生 300円 幼児 無料
※小中学生・高校生は、土日祝は無料
・JR児島駅から北西へ徒歩約25分
・JR児島駅5番のりばから「ジーンズバス」で6分、野﨑家旧宅前下車
※「ジーンズバス」は金土日祝のみ(年末年始、お盆は異なる)
・瀬戸中央自動車道 児島ICから約10分
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