白鳥陵古墳(前の山古墳)
はくちょうりょうこふん(まえのやまこふん)
古市古墳群エリアでひときわ目を引く美しさ
ヤマトタケル・白鳥伝説の地
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2020年03月02日
TOURIST Guide編集部
西貴輝
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白鳥陵古墳は、5世紀後半に造られた前方後円墳です。古墳の長さは、およそ200メートル。特徴は、前方部の幅がスカートの裾のように広がっている点。また、古墳の規模に対して濠が大きく、幅が30~50メートルある広い濠を静かに水が満たす美しい姿が印象的です。
ここに誰が眠っているかは不明ですが、別名を「日本武尊白鳥陵(やまとたけるのみこと しらとりの みささぎ)」ともいい、宮内庁によりヤマトタケルの陵墓(りょうぼ)に指定されています。
日本書紀によると、ヤマトタケルは伊勢で亡くなったのち、白鳥に姿を変え、大和の国の琴弾原(ことひきのはら)、次いで河内は旧市邑(ふるいちのむら)に舞い降りました。このため、現在の三重県亀山市、奈良県御所市(ごせし)、そしてここ、大阪は羽曳野市(はびきのし)に、それぞれ「白鳥陵」が設けられています。
これは、ひとりの人物に対し、三ヶ所の陵墓が定められていること、また、「天皇」ではなく「皇子」の身分で「陵(みささぎ)」の文字が使われているという、非常に珍しい例です。
ちなみに、羽曳野市という名前は、この地に飛来したヤマトタケルが、「羽を曳くように再び飛び去った」という話に由来しています。
スポット詳細情報
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〒583-0854
大阪府羽曳野市軽里3
電話番号
[事務局]06-6210-9742
スポット種類
世界遺産 御陵・古墳
営業時間
自由見学
定休日
無休
料金
無料
交通手段
近鉄南大阪線 古市駅から徒歩約12分
公式HP
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