允恭天皇陵古墳(市野山古墳)
いんぎょうてんのうりょうこふん(いちのやまこふん)
古市古墳群で4番めの大きさを誇る天皇陵
かつては綿畑に利用されていた!
スポット紹介音声ガイド
更新日:
2020年03月02日
TOURIST Guide編集部
西貴輝
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允恭天皇陵古墳は、5世紀後半に造られた前方後円墳で、全長は230メートル。市野山古墳とも呼ばれています。今日(こんにち)、古墳は住宅などに囲まれ、拝所(はいじょ)がわかりにくくなっていますが、北西の国道170号線沿いに入口があり、柵の側に立つ石碑がその目印です。
允恭天皇は仁徳天皇の第四皇子で、履中天皇や反正天皇を兄にもちます。ふたりの兄が崩御すると、皇位継承をすすめられますが、持病を理由に断り続けました。しかし、妻に押し切られてついに即位。病は、新羅(しらぎ)からきた医者のおかげで見事に治ったと伝わっています。
ここが允恭天皇陵だと定められたのは幕末のことで、それまでは管理が行き届かず、江戸後期には綿畑(わたばたけ)に利用されていました。1795年の春にこの地を訪れた俳人 小林一茶は、「市野山は綿毛で墳丘一帯は真っ白であった」と、「西国紀行」に記しています。
スポット詳細情報
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〒583-0006
大阪府藤井寺市国府1
電話番号
[事務局]06-6210-9742
スポット種類
世界遺産 御陵・古墳
営業時間
自由見学
定休日
無休
料金
無料
交通手段
近鉄南大阪線 土師ノ里駅から徒歩2分
公式HP
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